通り過ぎてから、ピンクの秋桜の優しさを、もう一度写真に撮って置きたくて、
引き返しました。
いいお天気だったので、時々風に揺れる様子が、すっかり秋だと、耕作放置をしないで、
行き過ぎてもその美しさに惹かれて戻ってくる人を、待っていてくれるような農村風景でした。
通り過ぎてから、ピンクの秋桜の優しさを、もう一度写真に撮って置きたくて、
引き返しました。
いいお天気だったので、時々風に揺れる様子が、すっかり秋だと、耕作放置をしないで、
行き過ぎてもその美しさに惹かれて戻ってくる人を、待っていてくれるような農村風景でした。
秋祭りのだんじりが19台集結する神社ということを、聴きましたので、その足で建水分神社 へいきました。
神社については「千早赤阪村のホームページ」にありますので、リンクさせていただきました。
ここまでは、祭神が楠木正成の、摂社南木神社です。
本殿への石段は見上げるばかりで、下からお参りをしました。
本殿は春日造りの中殿(天御中主神),流れ造りの左殿,右殿(水分神)の三殿より成っているようですが,本殿へ近づく
ことができないので、石段の下から望遠で拝殿(多分)だけをカメラに頂きました。
森閑とした境内に立って、ここで行われるお祭りの賑わいは、とても想像できない静寂に満ちていました。
千早赤阪村の棚田を見に行った日の、行きかえり至る所で、お祭りの提灯を見ました。
国道や村道には、長い距離に提灯のぶら下げているのも見ました。
もう10年くらい前だったか、この村を通りかかた時、白木の見事な飾り彫りのだんじりを、いくつも見たことがありました。
そのだんじり祭りの準備が、地区ごとに提灯飾りをしているのだと、勝手に思い込みながら、
この提燈の集合飾りを何と呼ぶのか知らないのですが、村人の地区ごとの、お祭りへの
盛り上がりの証のようで、写真を撮っている方も楽しくなってきました。
『 10月19・20日、実りの秋に感謝する建水分神社の秋祭りが盛大に行われました。19日の本宮では、神社の御旅所「比
叡の前」に御神輿を先頭に19台のだんじりが宮入りしました。』
25年のホームページに上のように記載されていました。
19代のだんじりが勢ぞろいするのは、きっと圧巻だと思います。
行ってみたいですが、たとえ1~2台でも見れたらなぁと、思いました。
お昼をとっくに過ぎて、空腹を感じたのでお昼の定食を頂きました。
お蕎麦を半分くらい残してしまいました。
最近、食が細くなったのでしょう。
食欲の秋、美味しいと思って沢山お腹に入れて元気を出すことにします。
平成11年に農林水産省により「日本の棚田百選」に選定された「下赤阪の棚田」は、
楠木正成が築城したとされる赤阪城の付近に位置しています。
この位置から、これから登る下赤阪の棚田をしばらく眺めました。
見上げた棚田は、秋晴れの空の中に、まるで稲穂の水平線のように綺麗です。
整然とした棚田は、美しいカーブを見せてくれます。
それぞれの田の畦がほとんどか、綺麗に刈り取っていますので、
棚田を縁どる彼岸花は全くありません。
でも棚田に育った稲の陰が、だんだんになって、素朴な美しさを見ることができます。
飾らない、棚田そのままの姿を見たような気がしました。
田の畦道を歩くことなく、1番上の全てを見下ろせる野道を、散策しました。
秋晴れと、秋風の中、ゆったりとした歩みは、命の洗濯をしているような日でした。
すっかり日が落ちました。
夕焼けがとても綺麗で、空だけを見ていたのですが、目を下に移しますと、
逆光の中で、あのあでやかな彼岸花の色も、目を凝らさないと醜い時刻になりました。
こんな夕焼けの下で見つけた彼岸花を画像にしました。
夕焼け空は真かっか
なのに 彼岸花にはもう輝きがありません。
終日浴びた秋の太陽に、夕焼け空に茜色をあげたのでしょう。
もうすぐ夜の帳がおります。
その前の一瞬の、見つけにくい彼岸花が、土手や畦道をそっと飾っています。