「お菓子の里・丹波」と見学の案内スケジュールに書いてあったので、ここがお土産を買う場所として設定されているようだった。
みんなお土産の店内に吸収されるように入っていったが、今買い物をしたらキャッシャーが混んで大変だと思って薬師山庭園の見学を先にした。
買い物に専念していた人は、たぶんこの庭園を散策していないのではないかと思いながら、何か得したような気分で広い庭園を歩いた。
広いといえば、約1万坪の敷地に、大正時代の洋館や茅葺の家が芝生の中にひょいと現れるのが面白くて辿った。
茅葺の家は、ちょうど吹き替えの時らしく回りに覆いをしていたが、仕事をしている人に話しかけて見せてもらった。
おみやげ物の建物は、約160年前の建物を移築して作られたものらしい。
ドイツの洋館のカフェの傍には、パン造りのレンガの窯があり、今も活躍しているらしいが、それも庭園の風景の中に溶け込んで、いい場面だった。
最後に行った、古墳に続く石段だったが、時間がなくて上まで行けなかったのが、心残りだ。
お土産は、黒豆茶と黒豆の佃煮と決めていたので、手早く済ませて、ここに来た時1番はじめに目に入った、黒豆ソフトクリームを買った。
休憩用の椅子に座り込んで、ほんのり黒豆の香りと味のするソフトクリームを味わった。
これを食べることができ満足している自分を、「子供みたい」とおかしく思いながら楽しい1日だったことを振り返った。
お し ま い