カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

山上川の涼をあなたに

2011年06月30日 | ☆ ふるさと・大和
ここ何日が奈良地方(たぶん奈良市)の最高気温が34度とTVの天気予報のときに表示されている。
私の住む五條市はもっと高いように思う。
今、午後9時30分だが網戸にして開け放し夜風を入れてはいるものの、室温は31度から下がらない。
庭に出てみるとかなり涼しい。
家の中には昼の気温がしっかり居座ったまま。
「暑い。暑い。」という相手もなく独り言。

洞川シリーズの最終編は、観音峰登山口の吊橋から見た山上川の清流である。



大きくカーブして渓流は岩の間を音を立てていく。
橋の上から川下の方は流れが速い。




吊橋より川上の方はゆっくりした流れで、淀んでいるように見えるが、静かな流れである。
渓流釣りのおじさんが挑戦しているのはあまごかしら・・・

川の中は気持ちがいいだろうなぁ・・・
冷たすぎてやはり見ているだけの方がよさそうだ。
「おじさん頑張って沢山釣ってね。」




休憩所の前の斜面には、ウツギが満開で綺麗だ。




このウツギの少し高い位置に役行者さまをお祀るしている。
この度のごろごろ水汲みでは、役行者様と何度お目にかかったかしらと、合わせた手の数を思い出してみる。

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境内に響く法螺貝の音

2011年06月29日 | ☆ ふるさと・大和

境内を行ったりきたりしながら、涼しさを満喫したので、お腹も空いたことだし、帰ろうと駐車場に戻った時のことである。
広い境内に響き渡る法螺貝の音が、静寂の中に流れた。
車に乗りかけていたがすぐに法螺貝に招かれるように戻った。




本堂で法螺貝を吹いていたのは若い僧侶である。
以前お参りしたときに境内でお目にかかった方であることを思い出した。
法螺貝の音に誘われたのは、私たちだけでなく外にも数人の参詣の人が、本堂に集まってきていた。
お腹の底、いいえ心の奥深く語りかけるような厳かな調べである。




暫くして法螺貝の音が、本堂に収まるようにまた静寂が戻った。
聴かせていただいたお礼を言って、写真を撮らせてくださいとお願いしたら、快く法螺貝をまた吹いてくださった。
「お昼休みだから、練習していたのですよ。」とのことだったので、それまでは何か修行をされていたのだろうと思い、お礼を言って龍泉寺を辞した。
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龍泉寺境内の泉

2011年06月28日 | ☆ ふるさと・大和

緑が濃くなってきた龍泉寺境内には、2つの池というか泉がある。
どちらも大峯の山々を潜ってきて、この境内で始めて人目に触れる、清らかな水で眺めているとその涼やかさに、心まで洗われるようである。
その泉に架かる橋の緩やかなカーブと、朱色が、境内の緑と優しい調和の取れた風景を創りだしている。




峰入り橋から総門を見る。
泉の一つは、総門を入るとすぐ右手にある。
龍の口から湧き出した清浄な水が、竜王橋をくぐり、大峯山第一の行場に、漣を時には立てながら滑るように流れていく。
この、峰入り橋の左手に、水行場があり、泉の中の金亀島の上に役行者像が、お参りの人とのご縁を結ぶように待っていらっしゃるようなお姿である。




本堂
本堂の両脇には役の行者の弟子となる「前鬼」「後鬼」の夫婦が本堂を護るかのように立っている姿は何処のお寺でも、門を護っていらっしゃる仁王様とは、また感じが異なる。
以前の記事で掲載。
ご本尊は弥勒菩薩坐像である。
東日本大震災で亡くなられた方や、まだ消息の分からない方への鎮魂の祈りに手を合わせ復興の日のはやからんことを祈念する。




もう一つの泉は、こちらは「心字池」と境内の案内図に書かれている。
この池も底に手が届きそうに浅いけれど、あくまでも清く澄んで周りの自然をそのままに映し込んで気持ちがいい。




これも心字池を方向を変えて眺めた。
緑が次第に濃くなって、これから夏中、大峯山へお参りの行者さんや、林間学校の人、避暑の家族連れの人たちが多くこの洞川を訪れ、山は賑わいを見せてくる。
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梅雨の晴れ間の採水場 ごろごろ水

2011年06月27日 | ☆ ふるさと・大和


晴れの日を待っていたかのように、洞川のごろごろ水の採水場には、沢山の車が入っていた。
車のナンバーも県内だけでなく近府県のが多種多様で、平日なので若い人よりも、高齢者が多いように思う。




採水場では、駐車場と同じくらいの1台分のスペースに区切られている。
番号が書いてあるのでそこにバックで駐車して、それぞれの場所にあるコックを開け閉めして採水する。
このようになるまでは、車の置き場所が蛇口と離れているような所しか置く場所がない場合、台車で運んだり、その台車の数も限られていたので、仕方なく手で運ぶような苦労もあった。
300円の駐車料金も、あの頃と比べると本当にありがたいことである。




水を入れながら隣り合った人たちと、話し合うのも楽しい。
容器の情報交換も、長持ちさせる水の入れ方も、いつの間にかここで得たことが多い。
私はタンクを持っていくが、ペットボトルの人は時間が掛かるので、椅子を持ってきて座り込んで水入れをする人と、車に積む人との共同作業も、皆さん手馴れたものであるといつも感心している。



     


    
この日の下界の暑さは、今までの6月の最高気温の猛暑日であると、カーラジオで聞いたので、折角涼しい山に来ているのだから、せめて1日の避暑気分でも味合うことにして、この採水場ができるまでに採水していた辺りを歩いてみた。







深い山を潜って麓に姿を現す清水は、苔を伝って谷川に入り山上川の流れに吸収されていく。
採水場へはどのような仕組みで送られてくるのか鉄柵の向こうをカメラで探したが、分からない。
やはり山の神の恵みである「仏水秘水」の所以であろう。


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梅雨空???

2011年06月25日 | ★ 日々の呟き
午後1時37分・
昼食の後始末をしている間、水の感触が気持ちいい。
その間だけ夏の暑さから開放されたような~~~。

朝洗濯した大きなタオルケットも、シーツも、勿論子や孫の洗濯もすっかり乾いて、たたみ終えた。
外の気温はどれくらいだろう。
室温は30度。
この程度ならまだ我慢できる。
北の窓から入ってくる風は、カーテンも簾も揺らしている。
遠い空の向こうの台風のお余りの風だろうか。
やっと自分の時間ができたようで、ぼんやりと空を見る。

これが梅雨の空なのかと、積乱雲に発達しそうな白い雲と、真っ青な空を眺めている
















2011年梅雨の中休みの空の記録である。
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