こんなに硬い蕾も、寒さの中できっと開花の日を待っているだろうなぁと、この右京の凍えるような寒さに
花への思いを馳せています。
境内を一回りしながら、そこで見つけたお花にカメラを向けて行ったので、只今咲いているお花そのままなのです。
もうすぐ開花しそうな可愛いお花。
ピンクの牡丹の色違いがいろいろあります。
菰藁からそっと覗いています。
そのほかは、花芽ばかりが沢山ついています。
お花の見えない菰藁の後ろ姿も、境内の景観に色を添えているのが、
ここのお庭のいい所です。
仏様のすらりとした後ろ姿が、染め井戸の中将姫を、いつも見守っていらっしゃいます。
もう少し、井戸の傍に立つ、中将姫に近寄ってみました。
いくつかの不幸から逃れた逸話の姫がここで、仏門に入って、染めた糸で
第曼荼羅を織ったことなど、思って眺めました。
山門の傍に白い山茶花が清楚な花を咲かせていました。
木の丈も高く、花の一輪一輪が大きくて、見事です。
椿かと思ったのですが、花びらを散らしているので、山茶花でしょう。
山茶花に見送られて石光寺を後にしました。