カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

談山神社の紫陽花

2012年06月30日 | ☆ ふるさと・大和

談山神社と言えば紅葉のイメージが強烈です。
そしてまたそれが実に素晴らしい光景で迎えてくれるのが秋なのですが、青葉を求めて訪れた神社には、紫陽花の花も一緒に待っていてくれたのは大きな歓びでした。



青い紫陽花に、赤い紫陽花。
その後に十三重の塔と白い紫陽花を、モノクロにして登場させてみました。


十三重の塔のいろんな角度から紫陽花を撮りたいと思いましたが、低い位置の紫陽花とのツーショットですから、
みんな一纏めのコラージュにして収めてしまいました。
こうしてみますと、十三重の塔の傍には白ぽい紫陽花が多かったのだなぁと、今頃気がついています。


あじさいの小道の案内板がありました。




   

あじさいの小道をそぞろ歩き、花の盛りにはまだ少しあるかな、山の中だから・・・なんて独り言を言いながら境内のあちこちに咲くあじさいを楽しみました。


その後、重要文化財権殿の前から下を見下ろしますと、総社拝殿(重文)と神廟拝所(重文)の間の広い空間「けまりの庭」が白く見えました。
ここで、4月29日と11月3日には、けまり祭りが行われ、衣冠装束に身を包んだ人が、鹿の皮でできた鞠を蹴りあう雅な行事がテレビで見たように、目に浮かんできます。

古代と出会う・古代の中に自分をおいて見る。そんなことのできる談山神社でした。
明日でこのシリーズは終わります。
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大和多武峰 談山神社 青葉かえで

2012年06月29日 | ☆ ふるさと・大和

真っ赤に燃えるような秋の談山神社が瞼の裏に焼きついています。
その赤を生み出す元になる、青葉かえでの頃の神社を訪れたいと思っていました。
明日香稲淵の棚田を歩いてから、車で細川の棚田を見てそのまま桜井市の談山神社まで一走りしました。
新しい道が開通してから、明日香から多武峰まではすぐ来れるようになったのが、「青葉かえで」に染まるようなひと時を持つことができました。









大化の改新発祥の地と伝承されている多武峰、本殿裏山で、中大兄皇子(後の天智天皇)と中臣鎌子(後の藤原鎌足)が、密かに蘇我入鹿を討つための談合を、行った山として伝えられています。

今回は一人だったので、山には登らなかったのですが、一度尾上ツヤ子先生の、覚えにくいはずお歴史を実に楽しく、臨場感を持ってのお話を聞きながら、市の有志のグループで、頂上まで登ったことがあります。

☆ 小さい写真は、クリックしていただくと、大きい画像で見ることができます。

   

このようなパワースポットについては今回気がつきました。
紅葉の頃は、その華やかさに目を奪われて、見逃していた場所だったようです。

自然信仰の、古代の思想が今に伝えられている、まさにパワースポットなのでしょうね。
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市の美術協会員展

2012年06月28日 | ちょっとおでかけ
五條市文化博物館で展覧会をしますのでと言って案内状を頂いていました。
2部に分かれていて6月19日から24日までは絵画、書道の部で、6月26日から7月1日までが、写真の部となっていました。
そしてこの期間を通じて、昨年の台風で被災された方への、支援としてのチャリティー販売作品の展示もされていました。
絵画も、写真も、初日に鑑賞させてもらいました。
2日分を纏めて1日分の記事にしました。



絵画・書道の部・6月19日


     



美術会員ではないのですが、スケッチ旅行に何年か前から、誘っていただいてバス旅行の1員に加えてもらっています。
こんなご縁のあることは、遠いところへの旅にとって、本当にありがたいものです。
撮ってきた写真はブログにアップしていますが、美術会員の人たちは、素敵な作品に仕上げて、こんな機会に出品しています。
特に今年は、チャリティーのために大事な作品を出品されているのに感動しています。


写真の部・6月26日


     

昨年までは、早春の信越方面が何回かあって、憧れの雪山や春の妖精のような花を、撮るのも見ることも全て感動でした。
今年は紀伊半島串本方面を主として、楽しいバスの旅でした。
その時に参加された人が、短い時間にスケッチしたり、早朝日の出前に太平洋からの日の出をカメラに収めて、ノンビリヤの私は、この会場で十分鑑賞させてもらいました。
絵画の人も、写真の人も、皆さん情熱を込めて作品を生み出していらっしゃるのを、同じように見つめた情景と共に、思い出して感慨もひとしおです。
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やっぱり三輪素麺は美味しいね

2012年06月27日 | ★食の楽しみ

大神神社で夏越の祓いの茅の輪くぐりを終えて、二の鳥居を出ますと、昼食の時刻はすでに過ぎていました。
一緒にお参りした友達のSさんと、意見は一致して勿論素麺です。
いつものお気に入りの蕎麦処に行きますと。


風に揺れて透ける暖簾はなく、歴史を感じさせるような、古民家の門がぴたりと閉じられて、休店日のようです。
残念でした。


二の鳥居のすぐ傍の、福新堂さんに入りました。
三輪さんの参道には「○○レストラン」などというのは似合わなくて、大神神社にお参りした人を、温かく迎えてくれそうな優しい名のお店です。


福の神様に迎えられて、年代物のようなテーブルにつきました。


迷いなく注文した冷やし素麺。
竹の器に盛られて現れたのに先ず印象を良くしました。
蕎麦汁の器も、竹細工です。
竹の涼やかさが、今の時期にぴったりです。
店主のお接待の心が気持ちよく伝わってきました。


素麺はかき氷の上に乗って最後まで冷たさを保っていました。
椎茸はしっかりした味で、ワカメはあっさりとした海の香がするようでした。

この日はいつもと違った所でのお蕎麦でしたが、ベースになる三輪素麺は地元の特産品で、美味しく頂くことができました。
特に、友達Sさんとのおしゃべりをしながらのお食事は美味しさを倍にしてくれました。
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夏越の茅の輪 大神神社

2012年06月26日 | ☆ ふるさと・大和

梅雨の中休みの快晴の日でした。
青空が遠くに白い雲を浮かべて、朝からとても気持ちの良い日でした。
後4日で今年半分が過ぎていこうとしています。
この半年、決して清く正しく美しく暮してきたとはいえません。
不平不満も口には出さなくても心の中、胸の内に仕舞っていたことは否めません。
多分神様はみんなお見通しなのでしょうね。

    

何はともあれ、今年も半年、毎日毎日を「今日も生きさせて頂いた」ことに感謝しながら、眠りにつく日を重ねてきました。

過ぎた半年の感謝と、反省すべき数々のことを、大神神社へお参りして夏越の祓いの茅の輪をくぐって、真摯に残りの半年を過ごせますように、ひたすら願いました。


大神神社では茅の輪が三つあります。それぞれの茅の輪の上には、杉・松・榊の枝が付けられています。
この三つの木は、神社では霊木とされていてその下をくぐることによって、清められるとの説明が書かれていました。

真っ白い形代がぶら下がっています。形代が穢れを代わりに負ってくれる、という仕組みなのだそうです。
また境内のお札授与所の辺りには、形代が置かれていて、そこに住所氏名等を書き、三度息を吹きかけてお祓いの札箱に納める場所もありました。


拝殿の前にお参りする前に茅の輪くぐりの作法に従って8の字を書くように三つの輪をくぐってから、拝殿にお参りします。



大神神社のご神体は、高さ465m、周囲16km、面積350haで、全山杉、松、檜に覆われた、太古より神が鎮まる聖なる山と仰がれてきた三輪山です。
梅雨の中休みの青空に、拝殿の屋根の後方の神木が、緑に輝いていました。



コメント (8)
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