談山神社と言えば紅葉のイメージが強烈です。
そしてまたそれが実に素晴らしい光景で迎えてくれるのが秋なのですが、青葉を求めて訪れた神社には、紫陽花の花も一緒に待っていてくれたのは大きな歓びでした。
青い紫陽花に、赤い紫陽花。
その後に十三重の塔と白い紫陽花を、モノクロにして登場させてみました。
十三重の塔のいろんな角度から紫陽花を撮りたいと思いましたが、低い位置の紫陽花とのツーショットですから、
みんな一纏めのコラージュにして収めてしまいました。
こうしてみますと、十三重の塔の傍には白ぽい紫陽花が多かったのだなぁと、今頃気がついています。
あじさいの小道の案内板がありました。
あじさいの小道をそぞろ歩き、花の盛りにはまだ少しあるかな、山の中だから・・・なんて独り言を言いながら境内のあちこちに咲くあじさいを楽しみました。
その後、重要文化財権殿の前から下を見下ろしますと、総社拝殿(重文)と神廟拝所(重文)の間の広い空間「けまりの庭」が白く見えました。
ここで、4月29日と11月3日には、けまり祭りが行われ、衣冠装束に身を包んだ人が、鹿の皮でできた鞠を蹴りあう雅な行事がテレビで見たように、目に浮かんできます。
古代と出会う・古代の中に自分をおいて見る。そんなことのできる談山神社でした。
明日でこのシリーズは終わります。