カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

金剛寺 関西花の寺二十三番霊場 ①香りに迎えられて

2017年04月30日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

山門の白藤 

山門をくぐる前から、甘い香りに降り注がれて、今年もこの香りのシャワーに迎えられた喜びを感じます。

観音堂から牡丹園へと歩む時、白藤の次に迎えてくれる甘い香りの集団があります。

まだ開花していないのですが、この「カラタマオガタマ」の花は、蕾のうちから仄かに甘い香りを放っています。 

 

もう2~2日すると、この花も開花して、一層いい香りに導かれて牡丹園へと、誘ってくれることでしょう。

 

オオヤマレンゲ

牡丹園に続く花の道の右側のオオヤマレンゲの開花したのを見つけました。

何といい香りがするのでしょう。

まだ開花しているのは僅かですが、今日のように気温が上がると、花も慌てて開花するかもしれません。

 

 

黄木蓮

シモクレンや、白木蓮がすっかり、町のあちこちから姿を消してしまった今、黄木蓮と金剛寺さんで出会うことができます。

その香りは、オオヤマレンゲに負けず劣らずで、木の下に暫く立って香りを楽しみます。

 

 

 

 

今日は牡丹園に行くまでの、香りの園ともいえる木々を見つめてカメラに納めました。

明日は、百花繚乱のような、華やかさの牡丹園をUPすることにします。

急に暑くなった太陽のもとにいて少し疲れたような気がします。

明日はまた気象条件が悪くなるようです。

今日のうちに金剛寺さんのお花を観に行って置いてよかったと思っています。 

コメント (6)
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検校たかおさんの 感動のコンサート

2017年04月29日 | ☆ ふるさと・大和

  

昨年行われた「第14回万葉の歌音楽祭」で、審査員特別賞を受賞されました検校たかおさんが、受賞曲「真土山哀歌」CDデビューを記念してコンサートを実施し、明日香村の犬養万葉記念館ホールで開催されました。

また、南都明日香ふれあいセンター犬養万葉記念館・岡本館長による講話も 興味深く聞かせていただきました。

検校たかおさんの「真土山哀歌」については、橋本市真土山の万葉歌七首を、素朴に歌い上げていることは勿論だが

地元の人が地元の万葉を歌うことの意義深いことについて話されていました。

 

 

 

「真土山」は私の住む町との県境にあることから、この峠を詠った万葉歌には、ずっと若いころから惹かれていました。

「あさもよし きひとともしも まつちやま いきくとみらむ きひとともしも」

まくらことばの「あさもよし」から「麻裳」という短歌会で、前登志夫先生のご指導を何年か受けた若い頃が思い出されます。

 

「最後のふるさと橋本」は検校さんのこの町への熱い思いが、伝わって大きな感動を受けました。

熱唱されるのを聴いていますと、自分の人生とも重なって、熱いものが込み上げてきます。

検校さんの優しさと、温かさが「最後のふるさと橋本」に貫かれているようでした。

一緒にコンサートに行った友人から「心の洗濯ができたような日やったね」と先程メールが来ました。

 

 

ギターの田中章悟さん

「アンコール」の拍手の鳴りやむのを待って、「じゃあ、みんなで”ふるさと”を歌いましょう」との検校さんの言葉の中に

それぞれの故郷への思いが満ち溢れる、歌声がホール一杯に溢れました。

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我が町に咲く藤の花 紫・白 

2017年04月28日 | 我が町

 

紫 田園地区の公園の藤 4月24日撮影

この町の公園の藤棚に、今年もひっそりと咲いている藤の花を観に行きました。

奈良の万葉植物園にも、橋本市の子安の地蔵寺にも行かないままで、藤の季節を見送るのは、寂しく思っていました。

 

 

 

 

 

 

 

田園地区の藤の花はもう葉が出始めていました。 

 

 

表野地区の天神さんの白藤が、綺麗に咲いていると通りかかった友人から電話がありました。

4月26日早朝撮影

金剛山を背にして、白藤は一番いい時でした。 

 

 

 

 

 

こうして季節に誠実に咲いて待っていてくれた藤の花を見つめなながら、「万葉集に詠まれている藤の花」を

調べてみたくなりました。

万葉集では藤の花のことを「藤波」詠んでいます。花の咲くさまがまるで打ち寄せる波のように見たのかもしれませんね。

★ 0330: 藤波の花は盛りになりにけり奈良の都を思ほすや君

★ 1471: 恋しけば形見にせむと我がやどに植ゑし藤波今咲きにけり

★ 1627: 我が宿の時じき藤のめづらしく今も見てしか妹が笑まひを

★ 1974: 春日野の藤は散りにて何をかもみ狩の人の折りてかざさむ

★ 3075: かくしてぞ人は死ぬといふ藤波のただ一目のみ見し人ゆゑに

★ 3504: 春へ咲く藤の末葉のうら安にさ寝る夜ぞなき子ろをし思へば

★ 3952: 妹が家に伊久里の杜の藤の花今来む春も常かくし見むきにけり

★ 4043: 明日の日の布勢の浦廻の藤波にけだし来鳴かず散らしてむかも

★ 4210: 藤波の茂りは過ぎぬあしひきの山霍公鳥などか来鳴かぬ

★ 4201: いささかに思ひて来しを多胡の浦に咲ける藤見て一夜経ぬべし

コメント (2)
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奈良県の臍 黒滝村ドライブ

2017年04月27日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

洞川からの帰り、黒滝村の道の駅の手前から、別のルートを走って帰ることにしました。

黒滝村をぐるっと回って下市に出るような、山また山の森の中のドライブでした。

黒滝村は奈良県中部に位置する村で、その位置から“奈良のへそ"をキャッチフレーズとしている村です。

 

暫く黒滝川にそって走りますと、右手に黒滝・森物語村という素敵に命名された、レジャー施設が見えました。

夏休み頃に来た時に、ここに立ち寄って、家族連れや、若い人たちの楽しそうな遊びを眺めていたことを思い出しました。

きっとこの連休には、山での遊びを楽しみに多くの人たちが来るのではないかと思いました。

 

 

 

 

寒い時期から目覚めた、山の木々が至る所で、花を咲かせているのが、ドライブの楽しみです。 

 

 

森物語村の施設の周りには、華やかな紅の桜が満開です。

 

 

 

 

川の対岸を見ながら行き過ぎた所に、山の傾斜に沿ってピンクの花を見つけたので、対岸へ渡る橋のある所まで行ってみました。

自生なのか、植栽したのか、その辺り一帯に石楠花の花を、沢山見ることができました。

蕾もあれば、開花したのもあって、山の春を彩る優しさに出会えたことに、嬉しくてカメラを持ってウキウキしました。

 

 

 

 

 

どうしても、花が目につきます。

公民館の前の植え込みの、満天星躑躅(ドウダンツツジ)の小さく白い花が、小人の鈴のようで、秋の真っ赤になる葉が

今は想像もつかない春を謳歌している様子と出会えたのも嬉しい山道ドライブでした。

4月25日撮影

 

コメント (4)
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洞川 龍泉寺 春の訪れ

2017年04月26日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

洞川へ採水に行った時には、大抵龍泉寺にお詣りしてきます。昨年は紅葉の季節で、境内は燃えるような紅葉に包まれていました。

その時のブログの題は「龍泉寺の錦秋 」と書いたように思います。

それが今は、軟らかい新緑や、山桜の優しい色に様変わりなので、やはり立ち寄ってよかったと思います。

龍泉寺の境内に入るには、門が3つあります。

この朱塗りの木の山門は、総門と呼ばれています。

大峰山の山開けに向けて、境内の木犀の建築物は、綺麗な朱に塗り替えられているように見えました。

 

 

 

総門を中心に修験門と呼ばれる門が二つあります。

詳しくは知らないのですが、総門と、修験門については、修行と関係があるのでしょうね。

 

 

梵鐘楼も鮮やかです。

秋は紅葉の色が保護色になって目立たないのかもしれません。

今度はきちんと見ておこうと思います。

 

 

龍王池です。

対岸の役行者様から流れ出る水の滝に打たれる、第1の行場があります。 

 

 

 

 

総門の向こうの桜も満開ではありませんが、その日も近いでしょうね。 

 

 

境内に2本の椿の木があって、大きな花が今を盛りと咲いています。

 

 

境内に1本観られる枝垂れ桜です。 

 

 

これも山桜の種類のようで、傍に行きますと、緑の若葉が一緒に出ていました。

 

 

信者さんが寄贈したのでしょうか、大きなタヌキさんが、ひょうきんな表情で、枝垂桜を纏っているようです。

 

門から境内の外側を見ますと、塀から見える桜の花が、趣きがあって綺麗です。

4月25日撮影 

  

  

洞川温泉の敷地の中の山桜です。

 

 

川合まで下りてきて、角や食堂で昼食にしました。

天ぷら蕎麦をオーダーしました。

この辺りの山の山菜の天麩羅で、とても風味があって美味しかったです。

コゴミ・たけのこ・タラの芽・イタドリの頭。かまぼこ以外は全て山菜なのが大のお気に入りです。 

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