カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

西行が愛でた山桜 弘川寺 桜行脚

2016年04月02日 | △ 旅 あれこれ ドライブ

 

 

 

 

柔らかい葉と一緒にそっと開花する山桜は、華やかさはないけれど、可憐で慎ましやかな山桜。

西行法師が最も愛おしんだ桜と言われています。 

 

 

弘川寺の本堂裏から、西行堂まで登り、更にその上から山桜を愛でながら歩く散策路「西行桜山周遊路」を何度か春に歩いたことがあります。

今は膝を痛めていますので、山歩きはできず、その散策道を遠望で撮りました。 

 

 

駐車場から見上げた「隅屋桜」

 

 

この日は見頃でした。

 

 

梵鐘と隅屋桜

 

 

弘川城主の不運な歴史を留める「すやざくら」は親桜の命を繋いで、今も春には花を咲かせ、寂しげに哀しげに訪れる人に何か語るようです。 

 

  

境内に桜博士笹部新太郎氏の「笹部桜」の立札がありました。以前来た時に気が付かなかったのかもしれないのですが、

笹部桜について調べて見ますと、花の色はピンク系だと書いてありました。

でもこの桜は、白っぽく大島桜のように少し淡い緑がかったお花でした。

 

こうして離れて見ますと、やはりピンクがかって見えますね。

     

駐車場から見た弘川寺門前の山にさく山桜です。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最終 よりみち 梅の花に惹かれて

2016年03月08日 | △ 旅 あれこれ ドライブ

 

 

この案内標識が見えたのは、166号線から左に入った細い道路に入ってからでした。

国道からどうして逸れてこんな所に行ったのかは・・・  

 

 

道路から下の方に沢山の梅の花が咲いている木の集まりが見えたのです。

どこかで梅を見たら、そこに立ち寄っていこうと 決めていました。

名もない梅林でいいからと、今花が満開のところに寄り道したかったのです。

お寺らしいところは見えなかったので、梅の花の咲くあちらこちらを、写して回りました。

  

  

帰ってからお寺について調べて、もっと歩いて、礎石のある場所まで行っておけばよかったと今、後悔しています。

『粟原寺は、奈良県桜井市粟原にかつてあった寺。創立は7世紀末にさかのぼる。現在は廃寺となり建物などは残っていないが、寺の跡は「粟原寺跡」として国の史跡に指定されている。』 ウィキペディアより。

更に、次のようなことが記されているのを見つけました。

『8世紀前半に建立されたお寺で、今は礎石しか残っていないのですが、ここは万葉女流歌人・額田王が人生の最後を過ごした土地という伝承が残る場所なのです。

茜指す紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る(巻1・20・額田王)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国道166号・あちこち よりみちは た・の・し! 虹の泉

2016年03月07日 | △ 旅 あれこれ ドライブ

 

 

いかにも手作りらしいこのような看板がありました。

「面白そう」そう言いながら路肩に車を停めて近くに行きますと、ロープが張ってあって入園できないようにしてあります。

芸術活動が終了したのか、今日は休みなのか全くわかりません。

道路を隔てた反対側に、工房のような建物がありましたが、そこまで尋ねに行く気がなくなって、外から見える範囲で面白そうな作品を写してきました。 

  

テーマの「虹の泉」の背景のような陶板です。

 

 

  

森を背景にして作品を一つ一つ積み上げて、陶板焼きのトーテムポールのようです。

青空と何を語っているのでしょう。 

  

体を乗り出してロープのところから、もっと中に続く陶板焼きの作品を辿っていきたい思いを、じっと堪え乍らひたすら眺めていました。

 

  

どんな人たちが創ったのでしょう。

地の利の高低をうまく生かして陶板焼きで埋め尽くしています。

 

  

これらの作品ははどんなメッセージを、高見山の麓から発しているのか、興味は広がるばかりです。

 

  

大木の精のような子たちの見つめる先は何でしょう。

 

  

足元はこのような作品で埋め尽くされています。

とにかく面白くそれぞれの作品に惹かれ、全体の作品と自然との不思議な調和に感動しました。

 

   

虹の泉に堪能して、交通量の少ない国道166号線をのんびり帰路へと走りました。

木材の町らしく、材木の集積場が道路端でよく見かけましたし、標高の高い土地らしく、茶畑も綺麗でした。

 

高見トンネルを抜けて、奈良県側に来ました。

ここから見た高見山は、我が家から見える山容そのものです。

 

 

あとは桜井・宇陀方面へ左折して、楽しみの寄り道をする場所を見つけるのみです。 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国道166号・あちこちより道は た・の・し! 八角梵鐘

2016年03月06日 | △ 旅 あれこれ ドライブ

 

 

帰路目に入った八角梵鐘の案内板に惹かれて、細い山道を登りました。もし車が下ってきたら対向する場所がないような細い山道でした。 

後で調べたら、お寺までは1.7㎞と書いてありましたが、こわごわ上ったのでもっと長く感じました。

こんな山奥深い所にお寺があるのかしらとずっと心配でした。

 

 

 

細い谷道が開けて空も広く見えるようになった時、鐘楼が見えました。

 

 

梵鐘は円形のものばかり見てきていましたので、ここに来て本当に八角であることを確かめきっと忘れることはないだろうと、心に刻みつけました。

 

  

由来についての説明板がありましたので、撮ってきましたが文字が小さすぎて、読みにくいものとなってしまいました。

 

 

 

   

  

ここを訪れた歌人俳人の歌碑や句碑が、境内のあちこちにありました。

1,7㎞の山道を、石の三十三観音様にに導かれるようにして、登っていらっしゃったのでしょうね。

 

  

   

境内には大黒堂がありました。

願いが叶えられ、夢が叶えられる開運の大黒天とのことで、丁寧にお祈りしてきました。

 

 

境内の池には、美しい姿の鯉が数匹泳いでいました。

もっといたのかもしれませんが、光の加減でカメラに入ったのを撮ってきました。

お寺の周りには、今は葉を落としてはいますが、紅葉の木が多く、秋には紅葉も名所として訪れる人が多いとのことでした。

帰りも下り道を慎重にゆっくり下りて行きました。

「あっ!鹿や、鹿がおる」と友人が見ている方を見ますと、鹿が車に驚いたように山の方に走っていく後ろ姿を見ました。

奈良公園の鹿のように、おっとりとしているのでなく、野生の鹿は時々こちらを見ながら山に消えていきました。

   

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

椿の花を見ながら森林浴歩き

2016年03月05日 | △ 旅 あれこれ ドライブ

 

 

波瀬植物園は5万個に及ぶ銘石を園内に、ユニークな名を付けて配置して自然庭園をつくっています。

いつもは、一番上の連山渓の滝を見て平成峡の木の橋を渡って、山際に沿ってもと来た庭園を戻るのですが、今回は、桧古木林と椿と苔の山道を上ったり下ったりしながら、山道歩きをしました。

 

 

 

山椿がまだ咲残っていて、歩く道は丁寧に整備してあってストックをつきながら、緑の中を歩く楽しさを味わえました。

やっと下に下りたってほっとしたのは事実です。

 

有徳門と名付けられた、物凄い古木を自然そのままで門の建築材とした門には驚くばかりです。

この波瀬植物園の所有者は、代々林業を生業とする田中家が、町おこしのために造られたものであると、パンフレットに記されていました。

 

 

 

 

有徳門を各部署から撮影位置を変えて撮ってみました。その立派さが伝わればいいのですが、何しろこのような撮影は不得手なのです。

 

 

 

波瀬植物園を後にして、少し松阪方面に走った所で昼食にしました。

波瀬に来た時には、お福茶屋が営業している時としていない時があるので、この食堂ですることにしています。

かき揚げ天丼がとても美味しいのです。

野菜の中にフキノトウの天ぷらが入っていたので、その少し苦いのがこれこそ春の味だと、友人と話しながら美味しく頂きました。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする