途中で休んだら辛くて登れなくなるので、斜面に沿ってジグザグに続く道を一息に進むこと25分、標高560㍍の小仏峠頂上に到着(上段写真)。
明治13年には山梨巡幸の明治天皇が野点をしたと云うここは、東京都と神奈川県との境でもあり、東方向(お江戸側)を見ると、彼方には下界の街々が。
山の冷気が汗ばんだ体に心地好く、ベンチで少し休憩した後、次の小原宿を目指して、今度は峠を下って行きます。
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道はやがてS字カーブに差し掛かりますが、これは後年に自動車用として拓いたもの。
かつてここは崖で、旅人たちはよじ登るようにして進んでいたとのこと。
見れば、斜面にはその名残りとも思える道筋が(上段写真)、二段階に分かれて存在。
正直にS字カーブを行くよりも、こちらをよじ登って直進したほうがショートカットにもなり、
「それにしても、参勤交代の大名一行はここをどうやって通ったのだらう…?」
と思 . . . 本文を読む