甲州善光寺の門前を過ぎると、今回の探訪の目的地である甲府柳町宿に、いよいよ到着。
甲府は天領であっただけに防備も徹底しており、道筋には至るところに、当時の枡形がはっきりと残っています(上段写真)。
二カ所目の枡形を過ぎた先、甲府市中央に入ったところが、地名からも分かる通り、江戸時代の甲府中心部。
甲府柳町宿とは、ここがかつて柳町と云ったことに因るものです。
これより先の道中は、ま . . . 本文を読む
甲運橋を渡って石和宿を抜けると、国道411号線の現道を川田町、和戸町とまっすぐに通り、約4㎞ほどで中央本線「酒折駅」を過ぎて酒折地区に入ったところで、地名ともなった「酒折宮」(上段写真)へ立ち寄ることにします。
ここは景行天皇14年、日本武尊が東夷を平定したその帰途に滞在した跡。
日本武尊がここで詠んだ、
「新治(にいばり) 筑波を過ぎて 幾夜が寝つる
かがなべて 夜は九夜 日には十日を」 . . . 本文を読む