迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

ニッポン徘徊―甲州道中34の2 甲府柳町宿

2011-11-26 09:34:21 | 浮世見聞記
甲州善光寺の門前を過ぎると、今回の探訪の目的地である甲府柳町宿に、いよいよ到着。 甲府は天領であっただけに防備も徹底しており、道筋には至るところに、当時の枡形がはっきりと残っています(上段写真)。 二カ所目の枡形を過ぎた先、甲府市中央に入ったところが、地名からも分かる通り、江戸時代の甲府中心部。 甲府柳町宿とは、ここがかつて柳町と云ったことに因るものです。 これより先の道中は、ま . . . 本文を読む
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ニッポン徘徊―甲州道中34の1 酒折の宮•甲州善光寺

2011-11-26 09:33:14 | 浮世見聞記
甲運橋を渡って石和宿を抜けると、国道411号線の現道を川田町、和戸町とまっすぐに通り、約4㎞ほどで中央本線「酒折駅」を過ぎて酒折地区に入ったところで、地名ともなった「酒折宮」(上段写真)へ立ち寄ることにします。 ここは景行天皇14年、日本武尊が東夷を平定したその帰途に滞在した跡。 日本武尊がここで詠んだ、 「新治(にいばり) 筑波を過ぎて 幾夜が寝つる かがなべて 夜は九夜 日には十日を」 . . . 本文を読む
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