五島美術館の「一休 とんち小僧の正体」展を見る。
\1200もの入館料を取られたにしては、大して広くもなゐ展示室に一休宗純ゆかりの掛軸が羅列されただけの見世物で、呆気にとられさうになる。
しかし、一休師が遺したその思ひ切りのよゐ字体の書を眺めているうち、「さうか……」と悟る。
感じてはならない。
思ってはならない。
無我といふ名の境地とは、
これすなわち、
諦めなり。
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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