朝からの冷たい風に、いよいよ真冬の服を用意する。今年も冬となりにけり。隣家のお庭の木に、橙色の実がたくさんなってゐる。また、或る旧家では、柚子が実をつけてゐる。なにも無い季節はない。四季折々、植物はそれに合はせた表情(いろ)をみせる。靈長類と自惚れる人間サマは、もっと季節のいろから時間(とき)を知るべし。何も無いのは、まわりよりも、むしろ人間サマのはうになりさうだ。浮世は、いろんないろに溢れてゐる . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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