日中は陽差しも穏やかな、令和二年の初日。道行く人々に家族連れが多いのは、この日ならではの光景なり。新年の景気づけにと、謡本を開ひて聲を嗄らせど、そこから新たな手猿樂づくりへの取っ掛かりを得たるは、吉祥と心得るべし。初詣に訪れた神社の、「厄除獅子」の“厄”が不思議な字体なるも吉例なり。新たな年も「常の如し」を心得つつ、よく浮世を見ながら歩まん。おのれの目で見た景色こそが、何にも勝る真實なるぞ。 . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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