朝から樂しみにしてゐた、皆既月食を觀る。……と云っても夕方から始めた資料整理につひ時間を忘れ、ふと時計を見ると18時半を過ぎてゐて、「あ、さうだった!」と整理を切り上げて外に出る。満月はすでに半分が隠れており、それから三十分ちょっとで完全に隠れて、赤黒い不思議な色になる。天体や気象の情報に乏しかった時代の人々は、この満月の表情をどんな思ひで見上げてゐたのだらう──冷たくなってきた風に . . . 本文を読む
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プロフィール
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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