空はきれいに晴れ渡れど風がおそろしく冷たく、その心身へ染み込むやうな寒さに日差しの温もりすら感じにくかった一日。春近しを告げる花々も風に震へて、なんともいじらしいことだ。東海道かわさき宿交流館の、「懐かしき川崎駅前展」を覗く。京濱急行の線路がまだ地上にあり、市電と並走してゐた昭和三十年代の國鐵川崎驛前を再現した大型模型を、興味深く見物する。その人がまだ若い独身だったこの時代、友人と遊びに行った川崎 . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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