ラジオ放送で、金春流の「西行櫻」を聴く。庵室に咲いた櫻を独り静かに愛でてゐたかった西行法師は、噂を聞きつけた京の男たちが押しかけて来たことで、「花見んと 群れつつ人の来るのみぞ あたら櫻の 咎にはありける」と、櫻に對する文句の一首を詠んだその晩、夢枕に櫻の精が老人の姿で現れ、「私のせいではない」と抗議し、やがて櫻の名所を謠ひ舞ふうちに夜が明けて、あとには櫻の散り花が残るばかりであった──櫻の能と云 . . . 本文を読む
dmenuニュースよりhttp://topics.smt.docomo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-230211X035?fm=d9日20:06、間質性肺炎のため神奈川縣内の病院にて逝去云々。七十七歳とはまだ若いな、と驚く。私が數十年前の學生時分、初めて歌舞伎座で芝居を觀た時に中村屋親子の「連獅子」で立三味線をつとめてゐたのが、故人となった杵屋勝国氏 . . . 本文を読む