昼食に、懸案だった忘和食店のすき焼きを食べる。味付けと脂分が重くて、胃が混亂を始めたのがわかる。どんなものか、一度試せば充分なお味。隣の席では、安っぽい男が安っぽい世間噺を一人でやたらまくし立ててゐる。近々運送業に就職するらしい。これから職場で煩(うる)さがられさうだ。向こふの席で、お一人様が鍋うどんらしきを突ついてゐる。アレってなんてお品かしら?メニューを開いて、壽司が目に入る。次 . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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