大名跡のわりに普段は脇役ばかりに廻されてゐる坂東彦三郎が、「夏祭浪花鑑」の主役に起用されたことに興味を覺えて、新國立劇場中劇場の“國立劇場主催”歌舞伎公演を觀に行く。制作發表の記者會見では、「人(主演者)に使はれてばかりでは、いつしかそれに慣らされた役者人生になってしまふ」と、かなり直球な表現で語ったと云ふ今回の主役起用の舞薹、生来が江戸役者のため上方物に求められるこってり感が無く、またどうしても . . . 本文を読む
dmenuニュースよりhttp://topics.smt.docomo.ne.jp/article/dailysports/sports/20240920107?fm=d實によく頑張ったと思ひます。師匠が角界から事實上追ひ出され、一門が事實上崩壊し、兄弟弟子は次々に脱落し、さうした逆境逆風のなか、師匠貴乃花につけてもらった四股名を變へずに踏ん張る姿に私は共感を覺え、頻繁にカド番となる様子にヤキモキ . . . 本文を読む