ラジオ放送で觀世流九皐會の「殺生石」を聴く。唐國と日本國を股にかけて玉座を脅かした玉藻前の奇譚が、近年に件の石が二つに割れたことで様々な令和怪異をもたらしてゐる觀のあることは、もはや異論を挟む余地のあるところではない。弱味と言うヒトの心の隙間にスルリと侵入して、内からヒトを操る──しかしその正体がニンゲンと云ふ始末に負へない生きモノであることも、また異論を挟む余地のあるところではない。 . . . 本文を読む
goo blog お知らせ
プロフィール
-
- 自己紹介
- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
カテゴリー
最新コメント
- GS/ニッポン徘徊──旧下大崎村点景。
- Stargate/帝国の関門、のちに海の玄関、そして永遠。
- ししまる/いまさらあってもしょうがない。
- ししまる/おなじあなのむじな。
- ししまる/かがみにはうつらない。
- ししまる/ごえんとはそういうもの。
- 紫陽花/よくみねぇ。
- 紫陽花/ささやき。
- ししまる/さりながら、さりながら。
- ししまる/あきぬあじわひ。