迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

真正望月。

2022-02-16 20:00:00 | 浮世見聞記
障害者福祉のリサイクルショップを覗く。



前に訪れた時は資料として使へる綺麗な紙物を手に入れ、今回は折りたたみ傘を手に入れる。

今まで使ってゐた折りたたみ傘が風ですっかり痛んでしまひ、まう買ひ換へ時期(どき)だな、とは思へども、この頃は折りたたみ傘もやけに高価で、なんとなく手が出ずにゐたところだったので、百圓硬貨一枚によるご縁はありがたい。


見ると、胡散臭い風体の男が店内にゐる。

商賣人、だと云ふ。

かういふところへ来ては安価でいくつも手に入れ、自分のミセでもっともらしい値段を付けて賣り捌くらしい。

かうした人種(ヒト)の手にした物は触りたくないな、と思ふ。




今宵はまばゆい満月がのぼってゐる。



“スノームーン”とか云ふらしい。

先日は地元の梅林で白昼に“満月”を目撃する怪異を経験したが、やはり満月は澄んだ夜空で仰ぎ愛でるに限る。







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