障害者福祉のリサイクルショップを覗く。
前に訪れた時は資料として使へる綺麗な紙物を手に入れ、今回は折りたたみ傘を手に入れる。
今まで使ってゐた折りたたみ傘が風ですっかり痛んでしまひ、まう買ひ換へ時期(どき)だな、とは思へども、この頃は折りたたみ傘もやけに高価で、なんとなく手が出ずにゐたところだったので、百圓硬貨一枚によるご縁はありがたい。
見ると、胡散臭い風体の男が店内にゐる。
商賣人、だと云ふ。
かういふところへ来ては安価でいくつも手に入れ、自分のミセでもっともらしい値段を付けて賣り捌くらしい。
かうした人種(ヒト)の手にした物は触りたくないな、と思ふ。
今宵はまばゆい満月がのぼってゐる。
“スノームーン”とか云ふらしい。
先日は地元の梅林で白昼に“満月”を目撃する怪異を経験したが、やはり満月は澄んだ夜空で仰ぎ愛でるに限る。