迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

あの日に逢ふ旅。

2024-12-11 23:41:00 | 浮世見聞記
東京都文京區の東洋文庫ミュージアムで、創立百周年記念展「知の大冒険─東洋文庫 名品の煌めき─」を觀る。



所藏文書類から“東方”各國の歴史を船旅する趣向にて、ひとくちに東洋と云っても國が違へば言語も違ひ、文字も異なる。

東西南北、方角で國の位置を區別するのは結構だが、方角で一括りは當たらない氣がする。


江戸中期、「ターヘル・アナトミア」を和訳した「解体新書」の登場によって、やうやく日本の東洋文明は西洋との邂逅と融合を果たし、


(※展示室内フラッシュなしで撮影可)

それを見届けたところで、私は下船する。








コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 貴庶瞠眼。 | トップ | 小手先的図案藝。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。