東京都文京區の東洋文庫ミュージアムで、創立百周年記念展「知の大冒険─東洋文庫 名品の煌めき─」を觀る。
所藏文書類から“東方”各國の歴史を船旅する趣向にて、ひとくちに東洋と云っても國が違へば言語も違ひ、文字も異なる。
東西南北、方角で國の位置を區別するのは結構だが、方角で一括りは當たらない氣がする。
江戸中期、「ターヘル・アナトミア」を和訳した「解体新書」の登場によって、やうやく日本の東洋文明は西洋との邂逅と融合を果たし、
(※展示室内フラッシュなしで撮影可)
それを見届けたところで、私は下船する。