迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

愛子さま天皇の娘として古典を…進路変更にあったルーツ探求

2020-01-10 08:07:00 | 浮世見聞記

dmenuニュースより
http://topics.smt.docomo.ne.jp/article/jisin/nation/jisin-https_jisin.jp_p_1818223?fm=d

外國を理解するために、まずは自分の國の歴史文化を學ぶ──

素晴らしいご選択だと思ひます。

しかもご自分の意志ださうで、そこにこの内親王さまの“人間味”を感じます。


さういう意志を持った人が天皇家から出たといふことに、私はこの國に救ひを感じます。


私にとって、今年最初の明るいニュースですね。


私も手猿樂の活動を續けてゐるなかで、自分の國の歴史文化をあまりにも知らなさすぎる日本人の実際を、常に目の当たりにさせられています。

だからこそ、私は先人たちの遺してくれたものを必死に勉強してゐるつもりなのですが……。


私も過去に英國と仏國にそれぞれ三週間ほど滞在したことがあり、その風土を通して相手の歴史文化を尊重するべきことは、知ってゐるつもりです。


だからこそ、日本人であることを忘れたやうな異國かぶれが大嫌ひなのです。


いつであったか、電車内で日本人の若い親が、幼い我が子にどこかの異國語で話しかけてゐる様を見たことがあります。

覺へさせるには日常の會話から、といふ考へなのでせうが、むしろまわりの乗客にさういふ自分を見せてゐる、といったあざとさが感じられて、「まずは自分の國の言語をちゃんと教へたらだうだ」と、不快と反感を抱ひたものです。

でも肝心の幼児は、返事だけ異國語で、あとは普通に日本語で話してゐましたけれどね……。




この内親王さまが天皇になられることは、私は個人的には賛成です。

なんか、ものすごいカリスマ性を発揮しさうな予感がするのです。



余計ですが、それを現今の俄か男女同権論の旗印にすることは、大反対です。



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