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露國がウクライナへ前時代な軍事侵攻──國盗合戰をけしかけて、今日で一年云々。
支那で北京五輪なる雪上大運動會の開催期間中に勃發し、“平和の祭典”もしょせんお題目にすぎないことが、面白いほどに露呈した瞬間でもある日。
そして異國に他力本願なニッポンに、諸物価の便乗的な亂痴氣高騰をもたらすきっかけとなった日。
露國大統領氏の時代錯誤な行動はもちろんのこと、異國に武器提供の請願行脚に明け暮れるウクライナ大統領氏の他力本願ぶりも何やら胡散臭く、ムダに世界各國を合戰に巻き込まふとしてゐるとしか映らない。
ウクライナ大統領氏の精力的行脚のわりに異國がさほど乗ってこないのは、いまや外交は先(國益)を見越した思慮と考慮と配慮──アタマで勝負──が主流であり、武器を振り回して相手を黙らせる原始的な力技の時代はとっくに過ぎ、時代にそぐはなくなってゐるからだと、私は考へる。
ニッポンは現地での地雷撤去のほか、避難民の受け入れなどで後方支援につとめてゐるが、報道屋は若い女性や子どもの避難民ばかりを話題としてゐるところに、この有事への意識がどの程度かが窺へる。
私はつくづく思ふ。
あんな國盗合戰さへなければ今頃は──
と。