迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

新・観点。

2010-10-01 21:52:02 | 浮世見聞記
上野公園の前へ来たら、今日は“都民の日”で上野動物園が入場無料とのこと。

「ならば…」と、幼少期ぶりに入場しました。

檻や柵の内を眺めていると、どの動物たちも表情や仕種に、人間のような一瞬を見せる時があったりして、つくづく
「人間サマかて、彼らと同じ動物っちゅうこっちゃ…」
と、思いながら西園へ移動し、今年誕生したと云うフラミンゴのヒナ↑を目にした時、ハッと気が付いたのです。

「動物園のなかでは、人間サマも立派な展示動物や…!」

ただ、“園内放し飼い”と云うだけの違い。

そう思いながら辺りを見渡した途端、可笑しさが込み上げ込み上げ…。

動物園での新たな楽しみ方、発見!

但し!

自分だってそのお仲間、っちゅうことを忘れたらアカン。

上野動物園に来たら絶対にハズしちゃならんのが、そう、モノレール。



片道\150、所要1分半のこの乗り物、決して園内アトラクションちゃうで。

東京都交通局が運行する、れっきとした公共交通機関や。


夜は「ザ・ニュースペーパー ルイードライブ」を観に、歌舞伎町の新宿RUIDO K4へ。



熟成不足で明らかにスベっているネタもあればウマイ!と拍手のネタもあるあたり、タイムリーな話題をいかに料理するか、けっこう苦心しているんだろうなぁ、と推察させるものがありました。

それにしても政界って、ホンマにお笑いネタの宝庫や…。



池内淳子さんが肺腺がんのため、お亡くなりになりました。

最も印象的だったのが、TVの劇場中継で見た「放浪記」の、林芙美子のライバル“日夏京子”役。

人生経験を積まれた方ならではの“深み”のある芝居に、「なんて素敵な女優さんなんだろう…」とすっかり魅力され、自分も将来はああいう芝居の出来る役者になりたいもの、と思ったものです。

享年76、私の師匠とわずか一つ違いだったのですね。

御冥福をお祈り申し上げます。

合掌

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