迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

〆のお年玉。

2020-01-05 17:04:00 | 浮世見聞記

正月休みの締めに、散歩を兼ねて公園内の小ホールまで出かけて、新春寿囃子をたのしむ。



當地の夏祭りでも演じられる獅子舞を中心に、愛嬌に富んだ同時解説ありの樂しい三十分。


まずは白狐が現れて場を清めると、


若い男性による清廉な獅子舞が見物人の多幸を寿ぎ、


そこへおかめとひょっとこも絡んで笑ひを誘ふ。


ひょっとこの着付けは慌て者の可笑しさを表現するため、わざと左前に着ることを、解説を聞いて初めて知る。

そしてお獅子に頭を噛んでもらって厄を払ひ、


たのしくお開き。



自身も演者として、

納得のいくものが創れさうな、

そんな手應へを得る。


ありがたいお年玉に、感謝!




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