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①約1億1千萬枚調達の某社は1枚 ¥130
②7,200萬枚の某’社は契約更新毎に1枚 ¥119→¥126.8へ
③3月から参入した6社は枚數に関係なく¥ 120~140
④5月参入11社は1千萬枚以下の製造で ¥100~120 云々。
いづれも税抜価格。
使ひ捨て不織布マスクが一箱ン千圓のヤミ価格だったあの頃の單価と、さう変はらなかったのだな、と思ふ。
一枚いくらで契約するかは、それぞれの交渉役の技量(うで)次第、人災疫病がいよいよ日本でも蔓延の兆しが見えたあの時、買ひ付け屋が支那でなぜか二の足を踏んだことがニッポン國内からマスクが消えたきっかけとなった──と、される──ことを考へても、この価格が公正だったかどうかは問題ではない。
安倍晋三首相(當時)が、「日本國民すべての世帯に、布製マスクを二枚配布」と公表した時には、私もエ……? となったクチであり、やうやく不織布マスクが巷間に出回るやうになった初夏頃に届いた際には、「今頃ねぇ……」と苦笑を禁じ得なかったものだが、しかし確かな情報の乏しかったあの頃に、十萬圓の給付金ともども手探りで本當に有言實行した為政者代表としての仕事ぶりについては、私はいまは大いに感謝してゐる。
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──歴史と評価は、ヒト以上に「時間」がつくるものだ。