陶芸工房 朝

アトリエ便りです。どうぞよろしく。

映画 「火 火」観てきました。

2005年03月11日 | 日記・エッセイ・コラム
田中裕子主演、高橋伴明監督の、映画「火火」を観て来ました。
やぁ、重たい映画でした。

信楽焼きの女流陶芸家神山清子がモデルだと聞いて、焼き物作りの映画だと思っていたのですが、
ストーリーの大部分は、白血病の息子をめぐる闘病と、骨髄提供者のドナーバンク設立にかかわるものでした。
しかし、話を支える舞台がなんといっても信楽だし、窯焚きや工房や背景の町のあちこちに、はっとするような発見があって、楽しめました。「穴窯」による「自然釉」の作品作りも、自分の経験していることなので、ディテールのすみずみにまで思わず感情移入しちゃいましたねー。

それにしても田中裕子演じる陶芸家のおばちゃんのすざまじさ・・・、あっとうされます。
土と一体になるとはどういうことか、すごい演技力です。

映画全体のテーマは重く、阿修羅のような生き方に共感しながらも、神様はどこまでむごく、人に試練を与えたもうのかと、切なくなりました。





作品展を終えて

2005年03月11日 | 日記・エッセイ・コラム
yama今日は、久しぶりに雨になりました。
この雨で、桜のつぼみも、一気に脹らむことでしょう。
また、春が巡ってきて、万物の誕生の季節になりました。

私は、四季の中で「春」がいちばん好きです。
ちょっと見ない間に、つぼみが脹らみ、芽が伸び花が咲き、命が生まれ出てくる、それら、あらゆるものたちの命の華やぎが、好きです。

忙中の閑ではなく、静かな日常の中のつかの間の「忙」をおえて、ほっとしています。

3月3日から8日までの間に、200名近くの来訪者をお迎えしました。
千葉や東京、京都からわざわざきてくださった友人、何かしでかすたびに応援してくださる高校時代の同級生やコミュニティの仲間たち、迷惑ばかりかけているのに、黙って手伝ってくれる家族や身内、これがきっかけで何十年ぶりかに再会した友人、ふと立ち寄ってくださった見知らぬ人たち、そして、大切なスタッフ、 みなさん、ほんとうにほんとうにありがとう。

ものごとには、ひとつのエポックをつけることで見えてくるものがあります。
それは、自分自身の生きている位置だったり、自分では気がついていなかった自分の個性だったり、自分の手を離れて初めて見えてくる自分の作品のほんとうの姿だったり・・・・・・。まだ、陶芸という奥深い世界の入り口に立ったばかりですが、これからしていかなければならないいろいろな事柄が、みえてきたように思います。また、次の春に向けてがんばろうと思います。今後ともよろしくご指導ご鞭撻くださいますよう・・・・・。 いろいろありがとうございました。                   *写真は、雨に煙る谷津山ののぼり口。もうじき桜が。