陶芸工房 朝

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指定管理者制度

2005年08月25日 | 日記・エッセイ・コラム
 ひょんなことから、指定管理者制度について、関心を持つことになりました。

しずおか女性の会では、今年の11月22日に、「市長と語る会」を予定しています。
その担当者として、何を語りあえばいいのか企画を練っているうちに、指定管理者制度が出てきました。
これって、何だか今流行の、「民営化できることは民営にすればよい」の代表みたいな感じの制度なんですね。

 もともと私は、行政の形式主義というか、事なかれ主義、保守性が好きではありません。だから、民間に事業を委託するのは大賛成です。でも、その対象が、美術館や音楽館 や博物館や図書館となると、「え! それってちょっとヘンじゃあないの」といいたくなります。たくさんの財宝を持って外貨を稼いでくれるルーブル美術館や大英博物館やエルミタージユ美術館ならいざしらず、地方のそれは、お金を稼ぐというより、生活者の知的な興味を満たし、感性豊かな次世代を育てる、いわばその街の文化のバロメーターみたいなものなんじゃないかと思うのです。だから、行政は税金を使ってでも、高邁な文化行政ビジョンを展開しなければならない、そのはずなのに、それを誰かに委託しちゃって、本当にいいのかしら・・・・・ね。

 この問題、ちょっと勉強してみたいと思います。