陶芸工房 朝

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韓流映画

2005年08月31日 | 日記・エッセイ・コラム
「彼女を信じないで下さい」という、やたらとたのしい韓国映画をみてしまった。

八月最後の日。
八月いっぱいの映画のチケットがあったことに気がついて、サールナートへ。サールナートというのは、たった50席のミニシアターで、家から自転車で5分のところにある。ちょっと気が向いた時に、さっと気軽にいけるし、観客も大概は数人と空いていて、ゆったりしたした気分で、ちょっとマイナーな(でも私の好きな)ミニシアター系の映画が楽しめる。

本日は結構観客が多い。どうやら韓流映画祭が始まっているらしい。

韓国映画をたくさん見ている訳ではないので、独断と偏見なのだけれど、この映画「彼女を信じないで下さい」についていえば、確かに面白いし、その品格もなかなかなものだ。
ストーリーは簡単で、嘘で固めた芝居が、どこかで本物になってしまうという、よくあるどたばた喜劇なのだけれど、舞台になっている韓国の田舎町の人情、家族のありよう、どたばたの底を流れる真面目さ、人間肯定の暖かさ、それらが上手に描かれている。滑稽な笑いのはずの場面に、思わず涙が出てきたりして・・・・・、なかなか上手いのだ。しかも主人公はきれいだし、演技派だ。

 韓流ブームって、こんなところにあるんだな、と妙に感心してしまった。