陶芸工房 朝

アトリエ便りです。どうぞよろしく。

秋の歌ー2

2006年09月07日 | 日記・エッセイ・コラム

マーケットにいったら、キラキラ光る新鮮な秋刀魚、

夕方、町を歩いていたら、どこからともなく秋刀魚を焼くにおい・・・。

0000003_006

 あはれ

 秋風よ

 情(こころ)あらば伝えてよ

 男ありて

 今日の夕餉に

 ひとり さんまを食らひて

 思ひにふけると。

 佐藤春夫と谷崎潤一郎の「女」をめぐる逸話はあまりにも有名ですが、その当時、佐藤春夫が書いた秋刀魚の詩。 「ひとりわびしく、秋刀魚を焼く・・・・・」、 最近の秋刀魚には、なぜかそんな「わびしげなイメージ」がありません。