「花器」を製作しようとして、思いがけず「花器」の歴史に思いをはせることになってしまった。
「花器」は、一体いつごろ、どこから生まれてきたのだろうか。
焼き物の歴史は、古くは土器にさかのぼるが、縄文や弥生の人間が、花を器にさしたりしていたのだろうか。
「花器」と呼ばれるものは、一体いつ頃から作られるようになったののだろうか。 中国の焼き物の歴史は古い。中でも、「宋」時代は、焼き物の全盛期で、1000年頃から1200年頃にかけて、現在名品といわれている多くの作品が生産されている。「青磁」は、その最たるものだが、はたしてこれらは「花器」なのだろうか。
「宋」時代の焼き物の完成度の高さ、この時代の美意識の高さにに魅せられながら、、「花器」は、一体いつごろからどのようにして生活の中に現れたのかと、考えてしまった。
さて、私はどんな花器を焼こうかな。