朝晩の冷えこみがはげしくなりました。季節は足早に冬に向かって動いています。
背の高いシュウメイギクが,あちこちでお辞儀をしながら揺れている風情は、いかにも「秋」です。
ようやく虫がいなくなって草取りができるようになりました。
今朝、庭の草を取っていると,草むらの中に紫色の「サフラン」が咲いているのが目に入りました。
地面からいきなり花が咲いて、そこからニューと突き出している雌しべは、よく見ると植物というより動物的です。
この雌しべを乾燥させて香辛料として使ったのは古代ギリシャ人で、最初はここから取れる黄色の色がロイヤルカラーとして珍重されたそうです。
今では「サフランライス」などの色づけに使われますが、この雌しべをたくさん集めるのですから「乾燥サフラン」が高いのは当然ですね。