この草を鷹の傷を治す秘薬としていた鷹飼いが、その秘密を漏らした弟を斬ったという伝説から
「弟切草」の名がついたといわれる おとぎり草 です。
飛び散った血が葉や花の黒点になったというのですが、よくみても黒い斑点は見つかりませんでした。
写真は我が家のオトギリ草
葉を油に浸した物を、切り傷、神経痛、関節炎、などの治療に使用するのだそう・・・。
日当たりのよい山野にはえる高さ30~60センチの多年草ですが、いつの間にか、家の庭に定住しました。
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風に揺れる,この可憐な花が、弟殺しの要因などとは、とうてい考えられないのですが、
秘薬には、それなりの薬効と、それを秘密裏に守る掟があったのでしょうか?
あるいはもっと他に、弟に対する深い妬みや恨みが、弟を切るという行為の裏にあったのでしょうか?
憎しみの 闇の深さや 弟切草