陶芸工房 朝

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ついに緊急事態宣言?

2020年04月06日 | 日記・エッセイ・コラム

4月6日晴 よく晴れて気持ちの良い朝です。

「今日は眼科の検診の日だったな・・・・」と気が付いたのですが、眼科病院の尋常でない混み具合と、「もし感染したら、あなたの命にかかわるのだからね」という友だちの強制とも思える声が頭をかすめて、病院に行くをやめることにしました。病院に電話し予約を取り消し・・・、さて、何をしようか?

「できるだけ外出をさけて、外出したら手をよく洗い,うがいをする」そんな言葉がすっかり身についた昨今です。そうだ、こんな晴天の日には掃除と洗濯に限ると、シーツをはずし枕カバーをはずし、ついでにとお客用のシーツもカバーも合わせて洗濯をしました。そして、これもついでにと洗面所から風呂場のタイルまで徹底的なウイルス予防対策です。それが午前中の仕事。

そして午後、久しぶりに山(と言っても100メートル)を散歩してみました。

谷津山は、桜は散り始めましたが木々が芽ぶき始め、緑色の若葉とピンク色の花の共演が始まっています。「人混みはなるべく避けましょう」という事情もあってか、山を散歩するする人の姿が増えています。山は適当に伐採されていて、林の中に明るい光が差し込んで気持ちの良い空間を作りだしています。その木々の下に不思議な草花が咲いています。よく見ないと気が付かないような地味な花です。

 

花の名前はウラシマソウ。咲いている場所もじめじめした木陰で気味が悪いし花もちょっと不気味なので、あまり人には好かれない花です。花の先が浦島太郎の釣り竿の糸のようなものが長ーくくっついているから「浦島草」の名が付いたとか。これが、どういう事情があってかわか家の近くの山の斜面に大量に咲いています。数年前にはなかったのに・・・。

 

糸の長さは50センチ以上、それを生きもののように上にもたげ、葉っぱの上まで伸ばしています。試しにと思い、家に持ち帰って花器に活けてみましたが、何ともしっくりいきません。正岡子規は、この花を俳句に読んでいます。気に入っていたのでしょうか。。。。

       枕もと浦島草を活けてけり   子規

コロナウイルスはますますパンデミックになり、ついに明日は緊急事態宣言だそうです。