あっという間に九月!と書いたばかりだと思っていたのにもう九月も中旬、無為な時間を過ごしていたせいか月日の流れの速さに驚かされる。
今年の「彼岸」は9月の20日から9月の26日。真ん中の23日が秋分の日で休日である。今頃書くのもおかしいけれど、ずっと「春分の日・秋分の日」は「昼夜の長さが同じ日」ぐらいにしか思っていなかった。
それが、よく考えてみると「彼岸」とは、すなわち煩悩の流れを超えたあちらの地、つまり涅槃の地であり悟りを意味するのだと気が付いた。それは、多分人間が長い歴史の中でたどりついた宗教的な叡智・・・・・、人の生と太陽の動きを重ねることで彼岸会の思想が生まれたのだろうと思った。これは、仏教の中でも日本独自のものだそうで、日本人の自然観が表れていて面白い。
閑話休題・
そんなことはいいとして、草ぼうぼうの庭の草をむしっていたらご覧のような集団にぶっつかった。
1週間後に花を咲かせるつもりらしい彼岸花たちだ。
今日は9月13日、ひょっとっすると人間よりもずっと精緻に天地の真理を生きているんじゃないかしらなんて・・・思ってしまった。
あらはなる秋の光りに茎のびて曼殊沙華ただひたすら高く