赤松を五昼夜焚き続けて古式の穴窯で焼成した耳付きの自然釉花いけに、クリスマスローズをさしてみました。
写真で見ると繊細に見えるこの花、実は水揚げが悪い上に茎が短いので、生け花にはむいていません。でも、茶花としても使えそうな「侘び」のある色をしています。
「クリスマスローズの歴史はキリストが生まれる約300何前までさかのぼります。古代ギリシャのパルテノン宮殿の近くではクリスマスローズが咲き乱れていました。ヘレニズムの時代の花であることから、クリスマスローズの広義であるヘレボラスの名前は、このヘレニズム文明をその語源にしています」
なんと「クリスマスローズ」の名に反して、キリスト誕生以前からある花なんですって。そう思ってみると、厳冬の寒さの中でも、青青と茂っている葉は、太古の生き物カブトガニを連想させます。生命力の強い花なのでしょう。家のクリスマスローズは、植えてから5年目くらいにようやく咲き始めました。写真のように濃い紫色をしていますが、花屋さんにはうす緑色のものもありました。
*写真 クリックして見てください。ポタニカルアートみたいです。