作品に明かりを入れると、合掌づくりの大屋根から、かすかに「あかり」がもれて、ほのかな哀愁がただよいます。(写真クリックすると拡大します)
Sさんの創作の原点は、オリジナルにあります。決して人の作品を真似ません。「陶芸」だからと言って、おきまりの轆轤も使いません。すべて手作り。日頃の暮らしの中で、あれこれ思いをめぐらし、その思いを先ず図面に表現し、それを立体模型にしてから、粘土で製作します。
Sさんの手から生まれ出た作品は、世界に一つしかない、まさにSさんそのもの。柔軟な発想と無限の創造力に、私たちはいつも驚かされます。(ちなみにSさんは、お元気そのものの82歳) 。作品を、3月24日からの展覧会に出品いたしますので、ぜひご覧下さい。