近くの清水寺から除夜の鐘がきこえてきます。
平成の年号が迎える最後の夜の鐘です。
中国宋(そう)代から始まったとされる除夜の鐘。
凡夫(ぼんぷ)の煩悩(ぼんのう)を108種とし、その消滅を祈念するといわれるものです。
心を纏縛(てんばく)して修行を妨げるもの、
無慚(むざん)・無愧(むき)・嫉(しつ)・慳(けん)・悔(げ)・睡眠(すいめん)・掉挙(じょうこ)・沈(こんちん)・忿(ふん)・覆(ぶく)
これらの10種と人々を迷いに結縛(けちばく)する98結からなる108の煩悩、そっこから心を解き放すのだそうです。
静岡市葵区音羽町の清水寺鐘楼
災いの多かった2018年(平成30年)、次の時代が安らかで平和なものでありますように。
浜の寺山の寺より除夜の鐘 きくちつねこ