前回ご紹介した「蹲」に続いて、これは、日常ごく普通に使われる「平皿」です。
まず、白い土で平皿を挽いた後に、黒化粧をしました。
その一部を取り除いたり掻き落とたりして、素地に複雑な線を入れて、黒色と白色のコントラストを作ります。その素地を素焼きした後に、もう一度白化粧を加えて白と黒とをアレンジします。
最後に白マット釉で仕上げて、1250度で焼成しました。
同じ手法で焼いた、コバルト系の化粧土を入れた平皿の部分です。
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「時間」とか「空間」という厚みをどうやって平面の中に取り入れるか、そんなことを考えています。
展覧会に出品するオブジェは、大きな立体ですから形を通して思考や思想を表現しやすいのですが、日常の雑器の中に「重み」や「気品」や「自分らしさ」を入れるのは、なかなか難しいものです。
黒化粧による平皿 A.T作品
掻き落とし平皿 K.S作品
白化粧による平皿 Y.T作品
今回の窯で焼いた平皿たち。
自分でも気にいるような「いい作品」を焼くのってなかなか難しい! ・・・ ですネ!
使わずに飾っておきたですね!
みんなのブログからきました。
詩を書いています。
ブログを見て頂いてありがとう。
こうせつさんの、明るくて爽やかなブロムも、時々拝見しています。音楽が素敵ですね。がんばって!