陶芸工房 朝

アトリエ便りです。どうぞよろしく。

初轢き

2005年01月05日 | 日記・エッセイ・コラム
_003本日は、轆轤の初轢き。

轆轤は、いうまでもなく、陶芸の器を作るのには欠かせない道具です。
粘土がよく練れていて、硬さが程よく、中心がしっかり出ていれば、簡単に轢けるものなのです。

基本的には、自転車とおなじですから、体で覚えます。一度習得すれば、大体いつでも轢けるようになります。
ところがこれ、毎日轢いていないと、とたんに腕が落ちるんですね。
今日も、久しぶりに轢いたので、45センチの大皿を作るのに3回も失敗しました。粘土を薄く広げるのに無理があると、土がへたってしまうのです。でも、とても楽しい道具で、これに取り付かれると、食事も忘れてしまうから不思議です。

写真は、今が盛りの庭の「ろうばい」。


仕事始め

2005年01月04日 | 日記・エッセイ・コラム
tubaki改めて、新年おめでとうございます。

今年は、新年から家族が次々に、風邪からくる「嘔吐下痢症」にやられ、お酒もご馳走もないお正月になりました。
この風邪、もとを正せば、犯人は「私」で、昨年末からずっと風邪の症状を引きずったまま「ゴホゴホ」していて、それがどうやら家族全員に蔓延してしまったようです。最後まで無事だった長女も、最後の日になって、「気持ち悪い、気持ち悪い」といいながら、渋滞情報の中を東京にかえっていきました。
そんなわけで、今年は、「健康第一」でいこう、と心に決めました。

さて、お正月の三が日も過ぎて、本日から仕事始めです。今年は、三月一日から、静岡市呉服町にあるギャラリーで「朝展」をすることになっています。あと二カ月です。寒くて乾きが悪いから、急がないと大きな作品は間にあいません。

素焼きのしてあった大皿数枚と、中くらいの壷を5個、釉薬をつけて窯詰、さきほど、窯を焚き始めたところです。

それにしても、みなさんに見ていただけるような作品、買っていただけるような作品をつくるということは、なんと難しいことでしょう。能力不足、知識不足は身にしみて感じつつも、「ものづくり」できることの喜びをありがたく感じています。

今年も元気に頑張っていきたいと思います。ホームページともどもどうぞよろしく。