バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

さくらまつり

2007年04月01日 | 日々の出来事
前日の天気と打って変わって暑いくらいの陽気の中、地元のさくらまつりに行ってきた。

区役所前の通り1km弱(たぶん)が桜並木になっていて、毎年いろいろな屋台が出る。みんな道端にシートを引いたり、区役所の向かい側に並んでいる学校の植え込みの石に座ったりして、花を眺め、飲んで食べて大いに盛り上がる。

今年はお天気が良いせいかすごい人出。取りあえずビール片手に食べ物を物色していたらBクン一家に遭遇。素人さんのちょっと調子っぱずれなピアノ演奏を聞きながら、焼きそば・お好み焼き・チヂミ等を食べ...。
小学校の校庭でやってるミニSLに乗ったところで、今度はSクン一家と遭遇。何とかレンジャーショーは混んでいるので見るのはやめて、隣の中学校の校庭でやっているポニーに乗る。待っている間、Sクンパパがビールを差し入れてくれてさらに飲む飲む...。

後は適当にブラブラして、家に帰って速攻3人でお昼寝。いやー、暑かったし、ちょっと飲みすぎたー。(何かこのところ、やたら飲み過ぎの話を書いてるような? いえいえ、普段はそんなに飲んでません。たまたま続いてるだけよー。

桜の花びらがほんとに雪のようにはらはら舞い落ちてまさに花吹雪状態。こんなドンピシャのお花見ってなかなかないかも。
名所で見る桜もいいけど、地元で気楽に楽しめるお花見ってやっぱりいいなぁ。
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ボタンの話

2007年04月01日 | 障害児の親
先日書いた「社会のルール」(バスのボタンの話)で、コメントやメールをいただいて新たに思い出したことがあった。

うちはマンションの3階で、玄関を出てすぐのところにエレベーターがあるのでよく利用する。
バンビはボタンを押したがって、最初の頃は何度教えても上・下両方のボタンを押していた。「ダメ!上は押さないの!」と教えてもわからないみたいで。

で、ある時から作戦を変えて、バンビが下を押したらすかさず「ありがとう!」と御礼を言うようにした。満面の笑顔で、ちと大げさなくらいに。
そうすると当然彼は嬉しそうな、得意そうな顔をして、ボタンを押したら「ハイ!」と主張するようになった。
その時続いて上を押した時は「ダメ」と言うか、彼がそれも得意そうにした場合は無視する(反応しない)ことにした。

これを続けていたら、いつからか上のボタンは押さなくなった。
まぁ、今でもたまにやっちゃうこともなくはないけど、それに家以外の場所では両方押すこともまだまだあるけど。少なくともうちから出かける時は”下だけ押す”ってことが、彼にはインプットされたらしい。

で、バスのボタンの話に戻ると
その時は私がボタンのことを意識する間もなくいきなり押されてしまったってこともあるけど、叱る時「ダメ!これは押さないの!」としか言ってなかったと思う。
それもバンビのために叱るというよりは、躾のできない親だと思われたくないというつまりは自分のために。

きっとバンビに「なぜダメって言ってるのにボタンを押すの?」と聞いても、そこにボタンがあるからとしか言いようがないのかもしれない。
押すと光るのが単純に楽しいんだろうし、他の人が押すものを自分も押したい(何でダメなの?)という気持ちなんだろう。つまり”ボタンの意味”がわかってないから。

もちろん、障害児だって社会のルールは守らなくちゃいけない。だからそれは躾として親がちゃんと教えておく必要があると思う。
でもそのやり方って大事なんだよね、きっと。

私はその時「降りる時だけ押してね」とか「後でママと一緒に押そうね」とか、肯定表現はしなかった。そしてその後もバンビがまた押すんじゃないかと、バンビの手を軽く押さえ横目で「監視」していた。
眠かったせいもあると思うけど(バンビの場合は眠いとき行動が怪しくなる傾向がある)、私が監視してるからこそ敢えてやりたいっていう気持ちもあったに違いない。

ペアレント・トレーニングでは、良い行い(増えてほしい行い)は誉め、悪い行い(減らしたい行い)は無視する。許しがたい行いはやめさせる。
というのが基本になっているらしい。(”らしい”というのは、まだ本を全部読んでないからですが)

エレベータはともかく、バスやトイレのボタンを押すのは”許しがたい行い”かな。人に迷惑かけるし。
じゃあ どうやってやめさせるのか? 
それは今はわからない。っていうか、それはこれから学んでいかなくちゃいけないことなわけで。そもそも許しがたい行いをしなくてすむようにさせることを学ばなくちゃいけないってことなんだけど。

先の長い、奥が深い話なんですよね...。
コメント (5)
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