バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

涙の採血

2007年04月16日 | 日々の出来事
土曜日、午前中1時間親子水泳(今回はオットが付き添い)の後、大学病院(小児科の内分泌)で定期健診。
予約時間の30分遅れにもかかわらず、待ってる患者さんがまだ10人いて1時間以上かかると言われる。(どーいう予約なの?)

調度昼時なので先に食事を済まそうということになり、すぐ近くの神社へ。ここはつつじが有名で、毎年この時期はお祭りがあり、屋台がいくつも出る。今年はまだちょっと時期が早かったみたいで、人出も屋台の数もそれ程でもなかったけど。
焼きそばやお好み焼きを食べて、病院に戻ると調度順番が回ってきた。

いつもと同じ簡単な問診。身長は多少伸び率が悪くなってきてるけど、それでもまだまだ成長ホルモンのお世話になる程でもなく、体重も特に問題ナシ。
体脂肪を測ってみたいと相談したら、身長100cm以上にならないと計測できないと言われる。それはうちの体脂肪計つき体重計だってそーなんですけど...。
バンビより小さいお子さんで、体脂肪測定をした話を以前に聞いたような気がする。
やっぱりそろそろ病院変え時かなぁ? 停留睾丸さえ片付けばここの病院とも縁を切れるのだけど...。

成長ホルモンの状態を見るため、念のため採血することになって診察は終り。
PWS児に共通のことだと思うけど、バンビは血管が細く、太ってはいないにしてもやっぱり身体つきが普通よりぷよぷよしているので血管が見つけにくく、採血は毎度看護士さん泣かせ。

案の定二人がかりで左右の腕を調べ、揉んだりさすったりしても血管が見つからず。一度は針を刺して探ってみたものの、やっぱり採血できず。見てるだけで痛そ~。
PWSは痛みに鈍いと言われているけど、バンビはUPD(片親性ダイソミー)のせいか、痛いものは痛がる。ただ、普通ならきっとこんな時ギャーギャー泣き喚くだろうけど、”ヤーよ、イヤーよっ!”と言い続けながら地味に涙を流すだけ。
それはそれで何ともいじらしく、親として何もしてあげられないのがせつなくて胸が痛む。

15分くらいたってもどーにもならず、さらに別の看護士さん登場。そうそう、手慣れた人でないと絶対ムリなんだって。
親が見てると余計にプレッシャーをかけることになるので、ここで部屋の外に出て待機することに。それからたっぷり10分以上かけてやっと終了。
見るとバンビは保全のためにバスタオルでぐるぐる巻きにされ、手の甲から採血された様子。うぅ、痛そー。
汗びっしょりになって、私にかき付いて来た。かわいそうに、余程辛かったんだねー。よくがんばったよー!

これってもしバンビが大量出血したりして、緊急に輸血が必要ってなった時絶対間に合わないよーな? だから、そういうことにはならないようにしないとねぇ。