バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

いつでもhappy、超ポジティブ

2014年03月03日 | 日々の出来事
バンビはいつでも大抵機嫌が良く、ニコニコして性格も穏やか。
表情が冴えない時があるとしたら、疲れていて眠い時。と 非常にわかりやすい。

彼は 人一倍できないこと、人より時間がかかることがたくさんあるんだけど、どうやら本人はそれを苦にはしていない様子。
いつでも自分はできる、すごく頑張ってる と、思ってるみたいなんだよねー。


吃音がひどくて、はるばる2時間かけてSTに通っていた頃
先生が「バンビくんは 時々言葉を出すのが大変で、お話がしにくいことがあるでしょう?
それって、つらいな とか、イヤだな とか思うことある?」って聞いた時
「ううん、ない。」とキッパリ。

それ聞いて、私はもうびっくり。
先生の質問の意味が理解できてないのかと思ったくらい。
でも、言葉を変えてゆっくりもう一度聞いても答えは同じだった。

これには先生も少し呆気にとられた様子。
そりゃ、そうだよね。
身体に力を入れて言葉を絞り出すようにするので全身汗だくになってる子が、別にそれをツラいとは思ってないなんて。
ちょっと感覚が鈍すぎ?
でも、バンビ自身はおしゃべりすることが大好きで、だから話せれば楽しいし何にも苦じゃない ってことみたいなんだよね。

結局、”本人が気にしてるならもっと頻繁に通ってもらって、改善に向けたアプローチをするんですけど
そうじゃないなら 遠いところ通うのも大変でしょうから...。”って経過観察になったくらいで。


何につけそんなカンジで、バンビは自分に対するネガティブな感情ってあんまりないみたい。
そりゃ勉強とか人よりできないことの自覚はあるんだけど
それでも”自分はいつも頑張ってる”ってことに妙な自信持ってるようで。

あ、でもプライドはすごく高いから できないという自覚はしててもそれを他人から言われるのはすごくイヤがるかな。
(まぁ誰だってそれは当たり前の話だとは思うけど)
だから できてないことを叱咤激励するより、”頑張っていて偉いね”っていう方がはるかに意欲を引き出しやすい。
負けたくない気持ちも強いから そこをうまくもってくと意欲が持続する。


この特性って何なんだろうなー? と思う。
いつでもhappy、超ポジティブ。

毎日書いている日記も、「おいしかった」「嬉しかった」「楽しかった」のどれかで必ず終わるし。
あ、そー言えば私も 毎晩の寝る前の注射の時に、今日は楽しかったね、頑張ったね、良かったね って言ってるかも?


でもね、ほんとにバンビは毎日おいしいもの(本人的には給食が特に)食べて
自分のやりたいことやらせてもらえて
いろんな所に連れて行ってもらえて、楽しいこといっぱいで。
いつもオットと二人でバンビに「バンビはいいよねー。」って言ってるくらい。

きょうだいもいないから、親の関心も愛情も独り占めで、誰かと競ったり比べられたりもないし。

まぁだからとにかくバンビは日々幸せなんだろう。
願わくはずっとこのままで。どんな未来であっても。
いつでもhappy、超ポジティブなバンビのままでいられますように。

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com
コメント
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