バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

先輩ママさんの話

2014年03月13日 | 障害児の親
うちのクラスに補助として付いてくださっている先生の一人に
ご自身もダウン症のお子さんを育ててきた大ベテランのママさんがいて
しかも そのお子さんが企業に就労(福祉就労)して長年勤続していると聞いて
是非お話を伺う機会を作ってほしい と担任の先生経由でお願いしていた。

障害者って、就労は何とかできても勤続するのが難しいって話をよく耳にするから
高校を卒業してから1つの企業に勤続17年って、ほんとーにすごいことだと思うんだよね。

お子さんは今30代半ばなので、当時は今よりもっと教育環境も福祉サービスも乏しかっただろうし
子育ては大変だったことだろう。
でも、仕事はもちろん、今では家事もちゃんとしてくれて、余暇も楽しみ
もらったお給料で親子で旅行も行く そんな生活ができているのだとか。

どうしたらそんな子になれるのか 秘訣があるなら是非聞いてみたかった。
それが今回の保護者会でやっと実現。


お話されていたのは、今のこの小学校の時が最も大切である ということ。

生活習慣の確立、清潔感や 時間や約束を守ること。
そういう基本的なことを身につけさせておくべき。

学校は復習の場。先生任せにしない。
家庭での生活が最も大事。

親が今頑張れば、後が楽になる。今さぼれば後が大変。
親は自分のためにも 今頑張るべき。

将来できるようにさせたかったら、今から少しずつでもさせること。
やらせてみればいつかはできるようになる。

”うちの子はこうだから、言ってもできないから”と言い訳しても、後で子どもがツラいだけ。
いけないことはいけないと1000回でも言い続けること。
親はあきらめても、世間は許してくれない。そうしたら 世間を恨んでいくしかなくなる。

存在を認めてあげる言葉かけが大事。
困難に耐える力をつけてあげるように。



具体的なアドバイスして 例えば

時間を守る・約束を守る → 親が守れば、子どもにも守らせることできる。
悪い言葉を使わない、人の批判をしないようにする。
自分に返ってきて、対人関係に関わるから。(やっぱり人間関係が難しい)
(人として)”かわいい”と思ってもらえることが大事。
障害児はどうしても恰好がだらしなくなる子が多い。
(下着の裾が出てる、ズボンがずり落ちかけてる、サイズが合ってない etc)
高級なものでなくてもいいから、清潔な服をきちっと着せる習慣を。
手洗い・うがい ちゃんとできるように。排泄も。
(これは先生が言ってたけど、鼻をほじったり、お尻を触ったり、何でも口にしたりしない 等)


もう、どれもこれも”おっしゃるとおり!”ってカンジのことで
でもそれをベテラン先輩ママさんの口から聞くと、みんなも身に染みて感じたんじゃないかなー。
ほんとお話聞けて良かった。感謝です。


私も常日頃から思ってきたんだけど

”発達障害は親のせいじゃない。
 でも だからと言って、親の育て方が子どもにまるで影響ないということもないはず。
 どう育てるかは親次第。
 障害があってもなくても、育てたように子は育つ。”

子育ては大変なことも多い。日々の生活でいっぱいいっぱいだったりもする。
でも、今頑張れば 先が楽になる。
そう信じて 頑張っていきましょう。

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com
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お別れ会

2014年03月13日 | 日々の出来事
そして、先日クラスのお別れ会も無事終了。

午前中は 親も参加して恒例カレー作り。
3つのグループに分かれて、チキン・ビーフ・ポークとそれぞれのカレーを作ってみんなで食べる。
包丁使いにハラハラさせられるも、みんなで頑張って作ったカレーとフルーツポンチはおいしかった。
副校長や他のクラスの先生、事務の方も食べに来てくださり
「おいしい」と言われて、子ども達はみんなとても嬉しそうな顔をしていた。


午後はお別れ会。

今年は 卒業生2人と転校していくお友達が1人。
子ども達がそれぞれにメッセージを送ったり、みんなで合奏したり。
特に転校していくお友達は、事情があってママが2年間ずっと付き添っていたこともあり
離れていくのはとても寂しいけど
それぞれの新しい生活に向けての門出をお祝いした。

最後に保護者会があって、来年度に向けた話が。
PTAからの1年間の報告もして、お役目終了。
それと、先輩ママさん(超ベテラン)でもある補助の先生の子育てについての話を聞いた。
これについては長くなるので、別の記事に。

こうやって1つ1つ行事が終わっていき
卒業式まではあと10日余りを残すのみ。

春になったら、バンビも5年生になるんだなー と思うと、何だかびっくり。
(4年生と5年生では響きというか重みというか が違う気がして...)
早いよねー、ほんと。親はうかうかしてらんないなぁ。

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6年生を送る会

2014年03月13日 | 日々の出来事
3月はどこの小学校でも「6年生を送る会」なるものが行われると思うんだけど
うちの学校では、子ども達がお世話になった先生や関係者の方にお花を1本ずつ渡すという趣向があるらしい。

ところが、うちのクラスの6年生のママから
「支援級の2人にだけPTA役員の人にスルーされてお花がなかった。悲しい。」
と聞いてびっくり。
私はうちのクラスのPTA役員なので、早速経緯を調べたところ...

実は原因はPTA役員ではなく
まぁ最終的には6年生の担任の先生とうちのクラス(支援級)の先生とのコミュニケーション不足
それと うちのクラスの先生と6年生のママとのコミュニケーション不足で
卒対が機能してなかったことによるアクシデント ということが判明
でも、そこにいろんな事情とか、気持ちとかが複雑に絡んでいて
まぁ個人的なこともあるからここには書けないけど...
とにかく いろんなことから結果的にそうなってしまった ということだった。

済んでしまったことはもう取り返しがつかないけど...
かわいそうなのは 卒業生の子ども達だよね。
日頃 ”どの子もみんなU小の子ども”って言われながら、最後の最後でそんな風にハブられたなんて。


うちのクラスの先生は
「こういう行事は既にでき上がっている中に(支援級が)乗っかっていく形になるから、いろいろ難しい。」って言うけど
それはまぁ大変なことがあるのもわかるけど、やっぱり言い訳に過ぎないと思う。

今回、それぞれに手落ちがあったのは事実だけど
誰が悪かったと責めるんじゃなくて、各自反省すべきところはきっちり反省して
来年以降、どの子もみんな晴れやかな気持ちで卒業していけるように
大人がやるべきことはちゃんとやっていかないと。

うちのクラスは開級して今年3年目で、だから最初の緊張感とか意識とかも少し薄れてきたり
勢いとか何となくでやれてきたことがうまく回らなかったりも出始めているのかもしれない。
そういう部分をこの際整理して、きちんとシステムで動けるよう
調度PTA役員の引き継ぎの時期ということもあり、調整に奔走したドタバタの1週間になった...
ほんと、何人に何通メールしたことか...あー、疲れた。


でも、ほんと日頃のコミュニケーションって大切だなぁ。
先生同士とか父兄同士、先生と父兄も もうちょっと風通し良くできないとダメだよね。

それに人脈というか、人とのつながりもほんとに貴重。 

今回、事が発覚してから、そうやって来年に向けての調整が落ち着くまで
同じ幼稚園やマンションのママ友がPTA役員仲間にいたりして
情報を教えてくれたり、間に入ってくれたりして随分助けてくれた。
こういうのも日頃のコミュニケーションで培った信頼関係だと思うしね。
今後も心掛けていかないとなー と身に染みて思う出来事でした。

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