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バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

スイミングで

2014年03月16日 | 日々の出来事
毎週スイミングの指導を受けるようになってから半年近くになり
いつもは終わった後 スッキリした顔で戻ってくるバンビなんだけど
今週に限っては何故か私の顔を見るなりいきなり泣き出した。何があったんだー?

先生によると
だいぶ泳げるようになってきたのでパーツ練習をしようとしたら
自分のやりたいこととは違ったのか、反抗して従わなかったのでちょっと叱ったんです。
そしたら拒否モードになってしまって... という話。

一方、バンビは泣きじゃくりながら「先生が手を引っ張ったんだよー!」と言っている(みたい)。


こーいう時って、正直対応に困る。
私は見学席から様子を見ていたけど、それもずーっとじゃないし、声は聞こえないし
本当はどうだったのか は、よくわからないんだよね。

先生のことはもちろん信頼しているけど、でも先生がバンビのことを完全に理解してくれているわけじゃないだろうし
バンビには不適切な接し方(頭ごなしに指示をするとか?)を 故意にじゃなくしてしまうことだってあるかもしれない。

そういう意味では わがままなバンビが悪い とばかりも言えない面があるかもしれないから
一方的にバンビを叱ることもしたくない。


取りあえず
”泣いていたらわからないから、言いたいことがあるならちゃんと言いなさい。”
”泳げるように教えてもらいに来てるんであって、遊びに来てるわけじゃないんだから
 先生の言うことは聞かなくちゃいけない。”
”このままじゃ、先生もママも困るからちゃんと「さよなら」をしなさい。”は言ったけどねー。

まぁ、バンビも その後雨がすごかったので近所のファミレスで夕飯食べることにして
お店に入った時には もう気持ちの切り替えはできていて
冷静に話をすることができたし、今度先生にごめんなさいを言う約束をすることもできたから良かったんだけど。


先生からは翌日
”頑張ってやっていたのに、最後にあんなことになって申し訳なかった”というメールをもらった。
”次回からはもうちょっと自由に泳ぐ時間を多くしていこうと思います。”とも書いてあった。

でも、私としては そうじゃなくていいと思ったんだよね。
スイミングはもちろん肥満防止の運動として というのと、余暇の充実のためにやってるんだけど
それとは別に 親と離れて他人の指示に従う訓練の場だとも考えているんだよね。
自分のやりたいように、思うようにばかりはできないことを学ぶ場だとも思ってる。
遊びなら 自分でプールに来ればいつでもできることだもん。

だから、先生の指導方針のとおりにお願いします と伝えておいた。
バンビ自身は こういうことを引きずることはないので、また次回のスイミングを楽しみにしているし。


あと、何ていうのかなー。
イヤなことをイヤって言えることも大事だと思うんだよね。

障害者って何かイヤなことをされても、それを他の人に伝えたくてもできない ってことがあって
だから施設で職員に暴力振るわれても周りが気づけないという悲劇があったりするのが現実。
(絶対に許されることではないけど)

思い通りにならないからイヤ っていうのはわがままだけど
イヤなことをされたらイヤって言えないと困るし、そこは難しい。

まぁ、何事も経験かな。場数踏むのも大事なこと。
子どもにとっても、親にとっても。
数を重ねるうちに”こういう時はどうしたらいいか”が 身をもってわかってくるのかもしれない。

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com

蝶々結びも練習中

2014年03月16日 | 日々の出来事
バスケットシューズの紐が結べず、毎回お世話してくれてる子に手助けしてもらっているバンビ。
先生には”一人で履けるように、家で毎日練習しなさい。”って言われてるんだけど
苦手なことはやりたがらないからなかなか難しくて、いままで私が教えるのをサボっていた。

でも、バンビも春からは5年生。
年下の子に手伝ってもらうことも多くなり(健常児は1年生でも練習すればできるようになるので)
さすがにそれもどうかと思い真面目に練習に取り組むことにした。

ナイフもそうだけど、紐結びも手先が不器用だからなかなかうまくいかないんだけどねー。

オットが 普通の蝶々結びじゃなくて、簡単なやり方を先に教えたら?と提案。
(左右両方に輪を作り、それを結ぶやり方ね。)
自分も最初そうやって教わったと言うので、一瞬そうしようかと思ったんだけど...
でもバンビの場合、一度習ったやり方を後から変えるのはさらに大変なので
最初から一般的な蝶々結びに取り組むことにした。


中学校で支援学級に就学するなら、靴は紐靴(スニーカー)の指定があるらしい。
だから、少なくとも小学校卒業までには紐が結べるようになっておかないと。

先生曰く、就労しても例えば作業所でエプロンしたりすることがあるし
紐は結べるようになっておくことに越したことないんだとか。

取りあえず、バンビの目標は5年生のうちに一人でバッシューが履けるようになること。
あと1年あるから、気長に地道に頑張ることにしよ。

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com

ナイフ練習中

2014年03月16日 | 日々の出来事
療育とかで子ども達が自分でホットケーキ焼いて食べるってことがあると思うんだけど
バンビがまだ小さかった頃は私が一口サイズに切り分けてあげていた。
でも、ある程度大きくなってからは、フォークを使って自分で切って食べるように教えてきた。
なので、今では例えばハンバーグを食べる時も
何も言わなくても自分で切ってから食べるようになったバンビ。

たまに一口サイズに切るまではうまくいかなくて、多少大きいままかぶりつくことはあっても
少なくとも 切って食べようという意識は働くようになったようだ。

こういうことも日々の積み重ね、繰り返し教えないとできないんだよねー。

学校でもホットケーキ焼いて食べてたことがあったんだけど、見てたらほとんどの子が
大人の手のひらより大きいくらいのサイズでもフォークに突き刺してそのまま食べてたし...。

たぶん健常児は大きくなってくると、そういう食べ方が”みっともない”ということを
周りを見て自然に学んでいくんだろうけど
やっぱり障害児はそもそも”みっともない”という感覚をなかなか理解しづらいようだし
周りを見て学習する というのも難しいんだろうな。


で、バンビは今ナイフを使って切る練習中。
まだ刃を90度立てることが難しいらしく、そぎ切りみたいになってしまって苦戦してるけど...。
左手のフォークで押さえて、右手のナイフで切る。
左右別の動きがそもそも苦手だしね。人一倍手先が不器用で、妙な所に力が入るし。
でも、何事も繰り返しやって身に着けるしかない。

マナー良く食事ができるようにすることは大事だし
何より そうやって細かく切ってると時間がかかるので、がっつかなくていいってこともあるもんね。

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com

心の拠り所

2014年03月16日 | 日々の出来事
ミニバスケのクラブのお別れ会では、グループ別の交流試合あり、フロアホッケーあり。

交流試合は最後に父兄も参加するんだけど、私は去年出ていきなり走ったから途中で気持ち悪くなって...
なので、今年は応援専門。
最初張り切っていたお父さん達も、意気込みとは裏腹に身体が着いてこないのか(中年の悲しさよねー
足がもつれて転ぶ人もいて、みんなで大爆笑。

みんなでお弁当と豚汁をいただいた後は、卒業生・在校生・父兄それぞれが歌を歌い門出を祝福。
帰宅してからバンビが「いいパーティ(?)だったねー、ママ。」と言っていたけど
ほんとに笑いあり、涙ありの和やかで楽しい集いだったなー。

特に、最後の先生の言葉が胸に沁みた。
「学校に合格した とか、うまく行ってる時はわざわざ報告に来なくてもいいよ。
 そういう話は 他からも耳に入るから。
 それより困った時、どうにもならない時に来なさい。」

健常児だって、学校に行かれなくなった、引きこもりになった、警察に補導された etc
いろんなことがあったりするんだよね。
ましてや障害児はこれから先いろんな壁を乗り越えていかなくちゃならない。

子どもに何かあった時、何とかしてやるのは親の役目。
でも、親だってどうしていいかわからない時があると思う。

そういう時、誰か相談できる人がいる、頼れる人がいる って、どんなに心強いだろう。
そういう拠り所があると思うだけで、心が強くなれる気がする。
ありがたいことです。

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com