バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

親の工夫 ~ペア・トレの薦め~

2015年06月30日 | 小さなPWS児のパパ&ママのために
子どもって親の育て方がすべて ではないと思う。
持って生まれたもの とか、生育環境とかいろんな要素が絡むだろうし。

でも、その反面 ”育てたように子は育つ”もある意味真実ではないかと思う。


支部総会のあと、みんなでお茶をしに行った時のこと。
お店に入れるか見に行ってもらってる間、他のメンバーでエレベーターホールで待っていたら
ある未就学児が何度も何度もエレベーターを呼ぶボタンを押していたんだよね。
ママは少し離れたところにいてそれに気づいていなかった。

そりゃ、ボタンを押したいお年頃だもんね。
ダメよ って言われてやめるわけはない。

なのでそばにいた私が
「○○ちゃんが何度も押すと他の人が困るからやめてね。
 ○○ちゃんが押してもいい時、おばちゃん言うからそしたら押してくれる?」と声をかける。
その子はちゃんとうんと言ったので、すかさず「おっ、がまんできるの? 偉いねぇ。」とほめておく。
実際その子は押すのをやめた。

で、いざ乗るよとなった時に「じゃ、○○ちゃん お願いねー。」と声をかけたら
もう嬉々として押してくれたので、これまたすかさず「ありがとう!」を伝える。
子どもって、大人にありがとうを言われるのは嬉しいものらしいから、誉めてるのと同じこと。


これ、ペアレント・トレーニングの実践ですね。
”ダメって言うと癇癪起こして大変”なら、ダメって言わないように親が工夫すればいい。
(まぁ、いつもいつもできるものでもないけど。)

でも、こういう風にいちいち考えて言うのが面倒 という声があるのもわかる。
私も最初はそう思ったから。
でも、やってくうちにそれが習慣になって 何も考えなくても自然とできるようになるから不思議。

それに今ちょっとの手間を惜しむと、後で痛い目にあうと思うんだよね。
将来自分が苦労しなくてすむための工夫なら 今いくらでもしたらいいんじゃないかな。
だって、子どもが小さいうちの苦労なんて 後の苦労を思えばぜんぜん大したことないと思うよ。


ペアレント・トレーニングは 是非ぜひお勧めです。
講習会とかに行ければそれがよいのかもしれないけど、本を読んだりするだけでも
know-howを知ってるか知らないかでぜんぜん違うと思うし。

今、すごーくたくさん本が出ていてびっくりするくらいだけど
それだけニーズがあり、注目もされているメソッドなんだろうね。
私も久々に検索したら、思春期編が出ていることを知ったので買っちゃおうかな。

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com

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3 コメント

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Unknown (マーチ)
2015-07-01 03:58:04
とってもわかりやすい実践例、ありがとうございます。
習得すると、日常の何気ない会話のやり取りにも使えるようになるんですね。
しかも、他のお子さんにまで


紹介いただいたeduの本、Amazon見逃していました。
調べてみたら、在庫ありだったので、注文してみましたm(_ _)m

勉強用の本を何冊か買っては見ていますが、少し焦りすぎなのかな…なんても思ったりしてます。
でも、知らないよりは知ってた方が良いし、その時に知るんじゃ遅いのかな、とも。
だから、今の成長を楽しみつつ、心の準備とゆうことで、やっぱり読んでみます。

ペアトレは、一緒に生活する家族がある程度同じ行動を示す方がよろしいのでしょうか。
今は、私だけペアトレの本を読んでいます。
旦那にも「少しずつ読んでみてね」とは伝えていますが、なかなか
そして、義父母も同居。私が職場復帰をしたら、一日の大半を義父母と過ごすことになると思います。
(実はこのあたりも、悩みの一つです)

だからと言って、「これ読んでください」とだけ言って渡すんではなぁ…。
キーになる人が読んで、理解して、実践できて、それを伝える、そんな感じでしょうか。

家族の中で、どんな工夫をされていますか?
心がけていることなど、ございますか?
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マーチさん♪ (suzu)
2015-07-03 11:33:08
お返事遅くなってごめんなさい。

マーチさんのお子さんはまだ小さいし、焦る必要はぜんぜんないと思いますよ。
ご家庭の環境とか職場復帰のこととかもあるでしょうから、お気持ちはわかりますが。
子どもが褒められてることを認識できるようになってからで十分間に合うと思います。

うちは家族は他にオットしかいないのですが、まぁ本読んでと言っても無理なので、それはしませんでした。元々そういうのが好きな人?でないとなかなか難しいと思います。

まずはおっしゃるとおり、マーチさんご自身が実践してみて、それからこういう時にこうするといいらしいの、こういう時はこうしてね とさりげなくポイントなりエッセンスを伝えていくといいのでは。
うちもオットはペアトレ自体は理解してないと思うけど、とりあえず”誉める”だけは一緒になってやってくれるようになりました。

ペアトレは子どもの行動を変えるメソッドではあるけれど、親子(家族)の関係をどう築くかにも大きく影響してくると思います。
良好な家族関係を作ることが将来子どもにどれだけ大事か その具体的手法がペアトレなんだってことをわかってもらえば、後はちょっとくらいやり方が違っても大丈夫だと思います。
固く考えなくても、とりあえず”ほめる”からやってみる でOKじゃないでしょうかね。
返信する
Unknown (マーチ)
2015-07-04 09:23:56
いつもいつも、丁寧なお返事ありがとうございます。

時々、自分は堅物だなぁ~なんても思ってしまいます(^^;
家族の中でも、『ありがとう』や『嬉しいよ』なんて事を普段から言葉に出せるような心持ちでいようと思います。

それと、私自身が義父母にきちんと歩み寄っておかないと、後々いろんなことに影響を及ぼすと思うので、今は、そこもですね(^^;

また、参考にさせてください。
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