バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

運動会

2016年05月22日 | 成長記録
5月の快晴の空の下、バンビの通う学校の運動会が行われました。
3クラスが赤・白・青に分かれ、支援級は各学年がそれぞれ3色に分かれて参加する形で、バンビは赤組。

バンビが最初に出場する「台風の目」では 第1組の走者だったんだけど...
いきなり転んで、しかも手を放さなかったからそのまま引きずられる羽目になったバンビ。

あちゃー、やっちまった。

先生が駆けつけて、バンビと何か会話を交わしたようだけど、それで起き上がってまた走り出した。
 左から2人目。砂まみれ...

あとから見たら、膝を相当すりむいて痛そうだったけど、泣かずに最後までやり通したのは、成長を感じるところ。
ただ、おかげでこの競技 赤組圧倒的ビリだったのが、申し訳なかったけどね。(涙)

生徒の席は観覧席と離れたところにあるので、親は遠巻きに様子を伺うしかなかったけど
バンビは気持ちの切り替えができて、その後に影響しなかったみたいで一安心。

100m走は一人ゆっくり走り
全員リレーは前にも書いたようにバンビは半周なので 姿を確認できないうちに終わってしまっていて
綱引きは いちばん最後に綱につかまってるだけのように見えたけど

それでも本人的には 一生懸命頑張っていたようだった。


午後は組別の応援合戦からスタート。
これは応援コールとダンス的なものを組み合わせたカンジで、バンビはどこにいるんだろう?と思っていたら
1人動きが半拍遅い子がいて ”あぁ、あそこだー。” みたいなカンジ(笑)

全学年の男子が一緒にやる組体操 (女子はダンス)
 1人休んだせいか、バンビの上に誰も乗ってない...

一応参加してるんだけど、大体はただ立ったり座ったりしてるくらいなカンジに見えた。
まぁ、一緒に参加することに意味があるんだろうから、いいけどね。


午後はほどんどがリレーとかの走る競技ばかりな中
3年生の ムカデ競争+大なわとびでは、白組男子だけが大なわ30回連続跳びがどうしても達成できず...
やればやるほど暑さと疲労ですぐに引っかかってしまうようになる中、赤組と青組が応援のエールを送り続け
最後にやっと跳べた時には大歓声で感動的なシーンになった。


この中学では 競技の点数を競う総合優勝の他に、応援大賞というのがあるらしく
親のひいき目抜きにして、いちばん熱心に応援していたのは赤組だと思ったのだけど
(応援合戦のダンスは 白組の方がまとまっていて見栄えがしたけど)
結局 どちらも白組の優勝で終わったので、赤組の応援団の子達は号泣。

最後の解散式では 涙・涙の中、赤組全員で手をつなぎお疲れ様コール。
なんか、気恥ずかしいくらいの思春期のまっすぐさを見せてもらい、”あぁ、青春やね~。”ってカンジでありました。

バンビは泣いてる子達を凝視していたけど わかってるのか、いないのか...
ただ、帰宅してから「僕が転んだから負けちゃったのかなぁ。」とぽつり。

いやいや、勝ち負けも大事だけど、それ以上に最後まであきらめずに頑張ることが大事。
バンビは今日一生懸命頑張ったからいいんだよ。 とは言っておいたけどね。



中学は3学年しかないから、みんな出番が多く、支援級もほとんどを普通級といっしょにこなすし
だから 普通級の子がさりげなく手を引いてくれたり、背中を押してくれたりして暖かくフォローしてくれていたのが
とても新鮮だった。

それに、先生がリードするんじゃなくて、すべて生徒達が自主的に行動している(ように見える)のも
小学校とは違うので すごくいいカンジ。

支援級の子も入学してからわずか1ケ月半で、これだけのことを覚えてこなすのは、小学校に比べたら すごいことだと思う。

こういう経験を重ねていくことは バンビにとってはきっとプラスになるだろうな。
大変だったと思うけど、なんかちょっとたくましくなった気さえする。
頑張ったねー、バンビ。ほんとにお疲れ様でした。

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com

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