バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

学校それぞれ

2014年02月25日 | 就学に向けて
昨日の続きで中学校のことを書きたいんだけど
その前に連合の学芸会の話を書くのを忘れていたことを思い出した...


区内の小・中学校の支援学級が合同で行う学芸会が2年に1回あって
去年の11月(既にだいぶ前の話だなぁ...)にそれを観てきたんだけど。

午前中の部は小学校で、全部で8校。
8人くらいしかいないところから、総勢おそらく30人以上のところもあり
内容もミュージカルっぽいのだったり、合唱・合奏といろいろ。


バンビのクラスは、英語で「ABCの歌」を歌い、カルメンの序曲を合奏した。
最初の頃はバラバラだったけど、さすがに本番までにはそれなりにまとまってきて頑張った感があり
親の欲目差し引いてもまぁまぁ良い演奏だったと思う。
(バンビ個人の出来はともかく、全体的には って話)
毎日毎日一生懸命練習してきた子供たちと、練習させてきた先生方は
さぞ大変だったことだろうと思われた。


中には普通級の子達でも難しいんじゃないかと思うようなハンドベルの素晴らしい演奏をした学校もあった。
先生が4人かかりくらいで機械のような速さで指揮棒を振って指示出しをしてるんだけど
結構重度な自閉症のお子さんもいるのに、ちゃんと着いてこられてるのがすごかった。

でも、ベテランの教師OBの方の言によると
「この場で求められていることはああいうものじゃない。
 バンビ達の方が子供らしくて良かったと思うよ。」という話だった。
社交辞令とかを言う方ではないので、まぁそういうものなのかなぁと受け取っておいたけど。


ちなみに、どこのクラスにも一人くらいはそんなに軽くない自閉症や発達障害のお子さんがいるものだけど
その子に対してどうフォローをするかというのは、学校によってかなり違いがあったと思う。


ほんとに、学校によって というか指導する先生の考え方によって
同じ支援級と言えどもぜんぜん違うんだよね。
それに、構成している子供たちの人数とかレベル(という言い方はあまり好きではないが)でも
やっぱりぜんぜん違う。


午後の中学校になるとそういうのってさらに顕著で
今回は ミュージカルあり、狂言あり、和太鼓やら琴の合奏まであり と
内容も実にバラエティに富んでいたんだけどね。

ミュージカルなんかは主役と準主役の子が目立っていて、後は”その他大勢”というカンジだったし
逆に、琴は誰がうまくて誰がヘタなのかぜんぜんわからなかったり。


学区的に言えば、バンビが将来通う範囲にあるA校は
先に書いた小学校と同じ先生が指導しているらしく、やっぱり一糸乱れぬハンドベル演奏。
明らかにハイレベル。(バンビには無理だろうなー

もう1つのB校は 優秀な子が一人シロフォン(木琴)を演奏してそれは素晴らしかったけど
できない子はその他大勢扱いと言っては悪いけど、後ろの端で3曲ずっとタンバリン叩くだけ。
うーん...
(まぁ、後でママ友に聞いたら それなりにいろいろ事情はあったらしいんだけどね。)


もちろん、学校によって違うこと自体は悪いことじゃない。
どんな組織だって、カラーというのはあるだろうし。
だから 親は(あるいは子ども自身が)その子に合った学校を選べばいいわけで。

だけど、普通学級は小学校なら学区内の数校の中から
中学なら区内の全校の中から 選択することができるのに
支援学級は 小学校も中学校も、家からいちばん近くの学校に通えと制限される。
それがまぁ大人の事情とか物理的なキャパとかで仕方ない部分があるのもわかるけど
でもやっぱり何か納得いかないんだよねー。


ハード面でも、昔ながらの学校は敷地のいちばん奥の暗いところに支援級の教室があるのに
(隔離されてんの? と思うくらい
新設校は明るくて、トイレもキレイだったりするもんね。
それだけでも随分気分違うと思うわ。
古いところはそのうち徐々に改築されていったりするんだろうけど
中学生なんて3年しかないんだもん、間に合わないよね。
そうは言っても一度にガラッとは変えられないだろうし、仕方ない面もあるのはわかるんだけどねー。
(あ、何かぐるぐる同じこと言ってる...?


まぁ、そんな 学校によっていろいろと状況が異なる中で
バンビは果たしてどこの学校を選べば良いのか...
そんなことをこれから追々書いていこうと思ってます。

しかし、この前小学校入るとき散々悩んだ気がするのに
もう中学校のことを考える日が来るとは...
ほんと、月日が経つのは早いもんだなー。

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com

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