兄弟姉妹、母親、そして最後は父親も家を出て、6歳の時からノースカロライナの湿地帯で一人で暮らすmarsh girl。
蚊に刺されただけで大騒ぎする私は、こういう自然と真っ向から立ち向かう主人公にただただ感心しちゃいます。
水辺の動植物が出て来る話にも弱い。
後半はグリシャムを思わせるような法廷での様子が描かれます。
法廷シーンの英語は、一見難しそうなんですが、一語一語たたみかけるように話すので逆にわかりやすい。
前に面白いと思ってメモした表現が出てきました。
I din't just fall off the turnip truck.
"fall off the turnip truck" は「それほど馬鹿じゃない、お人よしじゃない」みたいな意味。
前にメモしたのは「ビッグ・バン・セオリー」から。
You think I just few off the turnip twuck?
その手に乗ってたまるか
"fell"が"few"、"truck" が"twuck"になっているのを見て、これが誰が言ったセリフかわかっちゃったアナタ、私と同じくかなりの「ビッグ・バン・セオリー」ファンですね。
シェルドンの同僚のクリプキーは"l"と"r"を全部"w"で発音します。
カブを積んだトラック→「田舎者」というイメージをから来ているんだろうと思われるこの表現、南部が舞台のこの小説なら、いかにもって感じですが、「ビッグ・バン・セオリー」以外で今後出会う機会はあるだろうか。
何度も名前が出て来るので印象に残るのが"palmetto"というヤシ。アメリカの南部でよく見られるヤシらしく、お隣のサウスカロライナ州の旗のデザインに使われています。