テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

“ 魂 ” は色褪せず。

2014-03-11 21:36:39 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるる!」(←訳:虎です!)

 こんにちは、ネーさです。
 今日であの日から三年……
 本日の読書タイムは、新たなる思いをこめて、
 こちらの御本を、さあ、どうぞ~!

  



 
             ―― 銀の匙 Silver Spoon 11 ――



 著者は荒川弘(あらかわ・ひろむ)さん、2014年3月に発行されました。
 ええ、マンガです。
 コミックスです。
 大事なこの日に、敢えて漫画作品を御紹介いたします。

 逆に言えば、マンガだからこそ!
 チビっ子から大人までが理解し、共感できるマンガこそ、
 3月11日という日が持つ意味に
 呼応し得る《読書》だと申せましょうか。

「だいちとォ、ともにィ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:馬たちとともに!)

 はい、そうなんですよ。
 馬たちとともに!

 以前に御紹介しましたが、
 『銀の匙』の特別番外編が収録されているのは――

  

 ↑上の画像の、
 『3・11を忘れないために ヒーローズ・カムバック 東北復興支援プロジェクト』!

 2013年5月に刊行されたこの御本は、
 必要最小限の経費をのぞく収益と印税はすべて
 被災した子どもたちに本を届ける活動《大震災出版復興基金》および
 岩手・宮城・福島の各県庁が運営する震災遺児への育英基金に寄付することを目的に
 制作されたものでした。

 御本に収録されている『銀の匙 特別番外編』では、
 《銀の匙》の主人公――
 八軒勇吾(はちけん・ゆうご)くんの
 御先祖さまの素性が
 ドラマの“魂”として
 描き出されています。

「はちけんくんのォ、ごせんぞさまはァ~…」
「がるるるるぐる!」(←訳:実は福島のひと!!)

 福島の、
 それも相馬野馬追の晴れの場に立つのが
 子どものころからの夢だったと述懐する青年。

 
 彼の“魂”と夢は、
 子孫の八軒勇吾くんの中に
 しっかりと継承されていますよ。

 11巻目となる最新刊では、
 農業高校に入学して二年目――二年生になろうとしている八軒くんと
 級友さんたちの日々が活写……いえ、激写されています。

「ふァ~、にねんせいィ!」
「ぐるるるぅ?」(←訳:寮生活はぁ?)

 寮で過ごした一年目。
 さて、二年目はどうしましょうか。
 このまま寮に残る?
 それとも下宿生活?

「うゥ~む、むずかしィ~!」
「がっるるぐるるる?」(←訳:どっちがいいかな?)

 毎日が悩みの連続……な八軒なんですけれど、
 その真っ直ぐぶりに惚れちゃうヒトも多いらしく、

  

 とうとう実写映画も完成しちゃって、
 ただいま絶賛公開中ですって!

「だいひッとォ、するかなッ??」
「ぐるるるるるがっるぐる!」(←訳:ロングランを祈ってます!)

 相馬の地に想いを馳せつつ、
 ぜひお読みくださいね、
 『銀の匙 11』と、
 そして『3・11を忘れないために ヒーローズ・カムバック』も!



 
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