「こんにちわッ、テディちゃでス!
ひゃわわゥ! すッごいィ~ぎょうれつゥ!」
「がるる!ぐるがるるぐるる……!」(←訳:虎です!スゴ過ぎてメマイ……)
こんにちは、ネーさです。
2017サロン・デュ・ショコラ東京は、
初日の昨日が最大で3時間待ちの行列、
2日目となった今日2月3日も午前中は入場に2時間待ち、と
例年以上の大盛況となっているようです。
週末にお出掛け予定の方々の健闘を祈りつつ、
さあ、ここからは読書タイムですよ。
本日は、こちらの小説作品を、どうぞ~♪
―― パサジャウンの影 ――
著者はドロレス・レドンドさん、
原著は2012年に、日本語版は2016年12月に発行されました。
スペイン語原題は『EL GUARDIAN INVISIBLE』、
えーと、日本語に訳すなら
『見えない守護者』って感じでしょうか。
「ふむむゥ、みえないィ……えッ?すぺいんッ?」
「ぐるるるる?!?」(←訳:スペイン語?!?)
ええ、この御本の著者・レドンドさんは
スペインの作家さんなんですよ。
実は、私ネーさも、
へえ、スペインのミステリって珍しいなぁと
感心したのが読み始めたきっかけなのです。
近年は北欧ミステリが世界的にポピュラーになって、
でもスペインのミステリって、
日本では殆ど紹介されてないでしょ?
「ふァいッ! れあァ、なのでスゥ!」
「がるぐるぅるる!」(←訳:期待しちゃうね!)
注目すべき点は著者さんの国籍だけじゃありません。
この御本、なんと、本国スペインで100万部近くを売上げ、
さらに世界の34ヶ国で翻訳出版、
映画化も決定して、
無名だったレドンドさんを一躍人気作家に、
作品の舞台となった地方も
観光名所にしてしまった、という
“余波”をもたらしたんですって。
「それはァ、まるッきりィ!」
「ぐるるるるがるーるー!」(←訳:シンデレラストーリー!)
それほどまでに
スペインの、世界各国の活字マニアさんを
惹きつけた物語とは――
スペインの、ナバラ州警察殺人捜査課の捜査官、
アマイア・サラサルさん。
未明に電話で叩き起こされたサラサルさんが
眠い目を擦りながら
急いで向かった先は、エリソンドの森。
同僚の捜査官たち、
ベテランの監察医とともに
サラサルさんは現場検証に取り掛かります。
現場の惨い様子に心の内で嘆き、
でも表面は、クールに、実務的に。
「あれッ? いがいにィ?」
「がるーるる?」(←訳:グローバル?)
物語に“スペインらしさ”を求めて読むと、
ちょっと拍子抜けするかもしれません。
確かに、背景にはイベリア半島の自然、
バスク地方の文化や家族の在り方なども
書き込まれてはいるのですが、
それらがメインとなっているのではない、のです。
著者・レドンドさんが綴るのは、
過去から現在にまたがる犯罪と、
事件を解決しようと努力する捜査官たちの群像劇、
犯人との心理戦――
「ふわゥ! どらまちッくゥ!」
「ぐるるっ!」(←訳:展開速っ!)
“スペインらしさ”を前面に押し出すのではなく、
しかしオリジナリティを失うことなく、
世界に通用するフィクションストーリーを語り切る。
続編となる第二部、第三部も刊行が予定されているという
シリーズの第一作を、
ミステリ好きの皆さま、ぜひ、一読してみてくださいね。
この著者さん大化けするのでは……!と
予感させられますよ♪
ひゃわわゥ! すッごいィ~ぎょうれつゥ!」
「がるる!ぐるがるるぐるる……!」(←訳:虎です!スゴ過ぎてメマイ……)
こんにちは、ネーさです。
2017サロン・デュ・ショコラ東京は、
初日の昨日が最大で3時間待ちの行列、
2日目となった今日2月3日も午前中は入場に2時間待ち、と
例年以上の大盛況となっているようです。
週末にお出掛け予定の方々の健闘を祈りつつ、
さあ、ここからは読書タイムですよ。
本日は、こちらの小説作品を、どうぞ~♪
―― パサジャウンの影 ――
著者はドロレス・レドンドさん、
原著は2012年に、日本語版は2016年12月に発行されました。
スペイン語原題は『EL GUARDIAN INVISIBLE』、
えーと、日本語に訳すなら
『見えない守護者』って感じでしょうか。
「ふむむゥ、みえないィ……えッ?すぺいんッ?」
「ぐるるるる?!?」(←訳:スペイン語?!?)
ええ、この御本の著者・レドンドさんは
スペインの作家さんなんですよ。
実は、私ネーさも、
へえ、スペインのミステリって珍しいなぁと
感心したのが読み始めたきっかけなのです。
近年は北欧ミステリが世界的にポピュラーになって、
でもスペインのミステリって、
日本では殆ど紹介されてないでしょ?
「ふァいッ! れあァ、なのでスゥ!」
「がるぐるぅるる!」(←訳:期待しちゃうね!)
注目すべき点は著者さんの国籍だけじゃありません。
この御本、なんと、本国スペインで100万部近くを売上げ、
さらに世界の34ヶ国で翻訳出版、
映画化も決定して、
無名だったレドンドさんを一躍人気作家に、
作品の舞台となった地方も
観光名所にしてしまった、という
“余波”をもたらしたんですって。
「それはァ、まるッきりィ!」
「ぐるるるるがるーるー!」(←訳:シンデレラストーリー!)
それほどまでに
スペインの、世界各国の活字マニアさんを
惹きつけた物語とは――
スペインの、ナバラ州警察殺人捜査課の捜査官、
アマイア・サラサルさん。
未明に電話で叩き起こされたサラサルさんが
眠い目を擦りながら
急いで向かった先は、エリソンドの森。
同僚の捜査官たち、
ベテランの監察医とともに
サラサルさんは現場検証に取り掛かります。
現場の惨い様子に心の内で嘆き、
でも表面は、クールに、実務的に。
「あれッ? いがいにィ?」
「がるーるる?」(←訳:グローバル?)
物語に“スペインらしさ”を求めて読むと、
ちょっと拍子抜けするかもしれません。
確かに、背景にはイベリア半島の自然、
バスク地方の文化や家族の在り方なども
書き込まれてはいるのですが、
それらがメインとなっているのではない、のです。
著者・レドンドさんが綴るのは、
過去から現在にまたがる犯罪と、
事件を解決しようと努力する捜査官たちの群像劇、
犯人との心理戦――
「ふわゥ! どらまちッくゥ!」
「ぐるるっ!」(←訳:展開速っ!)
“スペインらしさ”を前面に押し出すのではなく、
しかしオリジナリティを失うことなく、
世界に通用するフィクションストーリーを語り切る。
続編となる第二部、第三部も刊行が予定されているという
シリーズの第一作を、
ミステリ好きの皆さま、ぜひ、一読してみてくださいね。
この著者さん大化けするのでは……!と
予感させられますよ♪